吉祥寺に新駐輪場と荷さばき用の共同集配場建設へ

吉祥寺に新たな駐輪場と商店などへの荷物を共同で集配する複合施設を整備することになった。吉祥寺の駐輪場不足への対応と路上での集配による交通渋滞などへの対策を同時に行うもの。今年の9月に着工し23年2月にオープンする予定だ。



 この施設は、(仮称)吉祥寺大通り北自転車等駐車場。約850平米の土地に三階建ての建物を建設し、2、3階を駐輪場。1階部分を共同集配場にする。駐輪台数は約700台で原付バイク用約35台も計画されている。6月23日の建設委員会で行政報告があった。

 場所はヨドバシカメラ前の吉祥寺大通りと五日市街道との交差点の北側。武蔵野市土地開発公社が所有する旧有寿里駐車場の土地で、建設費用(市負担額)は、2億7230万円。駐輪代などは未定だ。
 
 通常、自治体などの土地に公共駐輪場を整備する場合には、建設費の半額程度の補助金を得ることができるが、この施設は、複合施設となるため補助金は得られないようだ。
 しかし、駐輪場の運営管理を財団法人自転車整備センターに、共同集配所場を宅配業者などにより設立されたコラポデリパリー(株)に任せることでランニングコストは発生しないとしている。
 初期投資は痛いが、民間で駐輪場と共同集配場を整備することは土地代のコストなどを考えれば現実的には無理と考えれば、施設整備費と土地の提供を市が判断したことは評価できるものだ。自治体が率先して共同集配所を整備するという吉祥寺方式の物流方式により、路上の荷捌きがどの程度減り、集配送の効率化ができるのかにも注目したい。

 
★この土地は、吉祥寺大通りに地下駐車場を建設した場合、車の進入路(斜めに進入するため)になることが想定されていた場所だ。今回の駐輪場建設により、吉祥寺大通りの駐車場は事実上、できなくなったことになる。吉祥寺に車を呼び込む考え方には賛同できない。地下駐車場を止めることを判断したことも評価したいと思う。とはいえ、駐輪場はまだまだ足りない。駅前広場や平和通り(パルコ前)などの地下、駅や高架下への設置など今後の整備も必要だ。

【資料】
(仮称)吉祥寺大通り北自転車等駐車場の整備について

【参考】
吉祥寺方式物流対策委員会 (吉祥寺まちづくり事務所)
吉祥寺駅地下駐輪場、駐車場の可能性