福祉公社と社協の移転候補地調査の陳情 意見つきで採択

 武蔵野市民社会福祉協議会及び財団法人武蔵野市福祉公社社屋移転候補地調査に関する陳情が6月22日の市議会厚生委員会で審議され、意見つきの採択(賛成)となった。
 今回の審議でも明らかになっていたのは、両法人と市民との意識のズレ、ボタンの掛け違いだった。しかし、先の検証委員会での様子のように、検証委員会により修復ができる可能性が高まったこと。委員会としても検証委員会の報告を受けることや議会からの意見も伝えることになったことなどから採択となったのだと思う。せっかくの機会なので前へ進めるきっかけにしたい、との答弁もあった。

 


 
 厚生委員会では、陳情審議に先立ち、陳情者から意見が述べられていたが(議事録には残らない)、先の厚生委員会では3億円を前払い家賃で支払うことなどお金の使い道が主な争点だったが、どこの場所になるかが大きな問題と思っている。場所にはこだわっており、場所によっては武蔵野市の福祉が大きく変わってしまうのではないか。市役所の近くか駅に近くて分かりやすい場所、サービスを受ける人が使いやすい場所のイメージだったが、その確認なしに場所設定が決められているのに疑問がある。市民代表である議会で調べて欲しい。現在の場所の耐震性の低さも懸念しているので、どこか一時的に移って考えて欲しい。しかし、市民を意識して踏み込んでいた検証委員会の今の進み方にはびっくり。今は期待をしているとの意見だった。

 この後、委員会の審議が始まり、市からこれまでの市民との懇談会や検証委員会の様子などが報告され、これから検証委員会で陳情文に記されている具体的な移転候補地(旧保健所、旧図書館跡地、クリーンセンター建替え時での併設、市役所内への仮移転など)の検討も行い、その結果も議会に報告していくとしていた。

 委員会の質疑は、これまでにも行ってきていることもあり、特に争点となるものはなく、市民とのコミュニケーションをよりよくすること。候補地をゼロベースで検証すべきなどの意見が多かった。その後、取りあり扱いが協議され、意見つきでの採択となった。

★今回の件で、総じていえるのは、意思決定の場に市民が参加していないことへの市民の憤りだ。このことについては、先の検証委員会でも指摘されており、今後、修復されるはずだ。市や両法人とも今回のことをきっかけに、市民との関係を今以上によくすることを考え、終わりよければすべて良しになって欲しい。議会として何ができるかも考えたい。

【参考】
福祉公社と社協の移転 ゼロベースからの検討に