福祉公社と社協の移転 ゼロベースからの検討に

 6月18日に第二回財団法人武蔵野市福祉公社と武蔵野市市民社会福祉協議会の事務所移転検証委員会が開かれ、八幡町以外の新たな候補地が示された。両法人のあるべき姿を考えること。早い段階で市民も交えて協議をするなどの方向性も示された。検証委員会は八幡町移転の正当性を証明する委員会だと懸念する意見を聞くが、この日の委員会では、委員自ら八幡町ありきではなく、ゼロベースで検討すると明言した。これらのことから、事務所の移転は、振り出しに戻り検討をすることになる。



 検証委員会は、終了間際のまとめの議論を傍聴したのだが、事務局側から10の個人、法人から12の候補地(土地、建物、賃貸物件)があることがこの日の委員会に資料として提出されていた。また、両法人のあるべき姿を考えることになり、両法人が同じ建物に同居すべきかも考え直すことになっていた。このことは、両法人がセットで移転しなくとも良い選択肢が生まれ、最低限必要な面積の条件が下げられることになる。そのためか今回示された候補地は、土地面積で200平米から2000平米と多様な面積となっていた。

 また、議会でも疑問視する意見が多かった3億円を先払いする方式についても他の手法がないか考え直すこと。現在の事務所は金融機関と同じ建物であることのメリットがあることから、離れてしまってよいのかなども再考するようにと検証委員から両法人へと出されていた。
 そして、早い段階で市民を交えて話を整理したらどうかとの提案も示され、耐震性の劣る建物にいる現実も分かるが迅速性を優先させるデメリットも考えて選択すべきだろうとの指摘もあった。

 これらのまとめの後、傍聴者との意見交換の時間が設けられたのだが(通常の委員会では例が少なく好感が持てる)、市民の意見を聞いていない。不信感が強くなっている。検証をしたとしてもこのまま八幡町に決まってしまうと大きなダメージになるとの意見の後、今日の議論を聞いていて、市民の気持ちを考えていないのかと思っていたがほっとした。迅速性は必要だが、福祉になじむのか。じっくりやってほしい。そして、今回の件は、終わりよければすべて良しにしてほしい、との意見が傍聴者から出されていた。
 委員からも、時間の制約はあるが入り口を丁寧にやるべき。キーワードはコミュニケショーンだ。両法人、市民とも福祉を良くしようとしているのは同じ。委員会では、方法論を協議している。議論が広がるきっかけになってほしい、との思いも述べられていた。次回の検証委員会は7月15日だ。

★この先、どのようになるかは分からないが、ゼロベースで考え直す。市民との協議も考えていくことは望まれていたことだ。時間の制約は確かにあるが、ぜひ、実現してほしいと思う。そして、傍聴者からの意見には感動を覚えた。今回の移転は、なるべく早くという善意の考えて行われたことだと思う。市民側も今より良くしようとしている。誰が悪いのではなく、ボタンの賭け違いが市民側の不信を呼んだに過ぎないのだ。今ここでもう一度やり直す、市民と協議しながら行う再スタートを切ることでコミュニケーションも今以上に良くなると私も思った。雨降って地固まる。今からでも遅くないのだ。移転問題は、もう一度やり直すべきだろう。