三鷹駅北口を武蔵野口に改名すべきか

 5月7日の市議会総務委員会で、JR中央線三鷹駅北口を三鷹駅武蔵野口に改名をするように求める陳情(「JR三鷹駅北口をJR三鷹駅武蔵野口に改名することに関する陳情」)が審議された。
 陳情文によると三鷹駅の南口は三鷹市だが、北口は武蔵野市になるのに三鷹駅といえば三鷹市にあると考えられてしまうため改名をすべき。改名をするには、JRに市が要望をする必要があるために陳情を出したとしている。駅の出口名の改名には前例があるが、自治体の都合で求める場合には費用負担は自治体となる。審議では、費用を負担をしてまで必要かとの論点があった。


 
 三鷹駅は昭和5年の開設。当時は南口しかなかったが昭和16年に北口が開設されたさいには、武蔵野口とされていた。その後、武蔵野口の名称はいつのまにか使われなくなり、北口が定着している。

 審議では、なぜ使われなくなったのか市は把握しているか。改名するとなれば、費用はどの程度かかると想定されているか。市としてはどのように考えているかの質問があった。

 答弁では、名前が変わった理由について調べたが分からなかったが、昭和41年に改名問題があり、議会でも武蔵野三鷹駅にして欲しいとの議決があった。北口については、武蔵野口にして欲しいとの意見書を国鉄総裁に出している。
 費用は分からない。
 市長からは武蔵野をアピールするために武蔵野口はいいかもしれないが、北口のほうが案内をしやすく、分かりやすいのではないか。費用もかかるだろうから、武蔵野市側であるとの表記を今以上にするようにJRに要望するほうがいいのではないか、との答弁もあった。

 武蔵野口と改名した場合、川崎駅の場合では約2000万円がかかった例があるという。これだけではなく、市の案内物や地図の変更などさらに負担は必要になるだろう。委員会で質問したのは2名の委員だったが、趣旨は分かるが費用負担をしてまで必要かとの疑問を持っているようだった。
 審議の結果、継続審議となり6月議会で再度審議される。

★改名の要望書に対して国鉄はなぜ対応しなかったのか、との質問があった。目黒駅が目黒区にない、品川駅が品川区にないように必ずしも地名が駅名にはなっていない。武蔵野市だから武蔵野口にとなると他にも波及することになり対応しなかったと推測できるのではないかとの答弁だったが、新しい駅ができるのであればともかく、北口という名称が浸透している現状を考えれば、費用を自治体が負担してまで改名する必要性は低いように思えた。市長答弁が最も現実的だろう。