首相の沖縄訪問で想うこと

 鳩山首相の沖縄訪問はいったい何だったのか、と批判が広がっている。東京でさえこの空気は強いように思う。沖縄であれば、なおさらだろう。しかし、なぜ5月で期限を切ってしまうのかが疑問だ。期限を守れなかったのことは謝るしかないが、その上で、この先も国外への移転について交渉を続けると言わないのか、と思ってしまう。このままでは、沖縄の基地問題を投げ出しているように思えてしまうのは、私だけだろうか。



 沖縄の基地問題の報道を見ていて思い出したのは、沖縄海兵隊のほとんどを2014年までにグアム島に移転する計画を米軍がすでに実施しているという宜野湾市の独自調査のことだ。このことが本当であれば、普天間基地も辺野古もほとんど必要ないことになる。マスコミがこのことを報道していないのも疑問だ。

■高江のヘリパッド

 5月2日に参加した「むさしのピースフェスティバル」では、本土ではあまり知られていないようだが、沖縄県東村高江のヘリパッドの問題にも注目してほしいとの出演者のコメントがあった。高江では、裁判による住民弾圧をやめ、ヘリパッド建設を断念させるためも署名が行われているなど工事の強行へ住民の反対運動が行われている真っ最中なのだそうだ。以下はその署名用紙に書かれている反対の理由だ。
 基地問題は普天間だけではない。そもそもどこまで必要なのか。沖縄でなければならないのかも考えなくてはならない。
 

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1・高江区周辺への米軍ヘリパッド建設の強行は、民主主義を踏みにじる行為で、国側にこの騒動の責任があり、住民2人の説得活動は正当な行為である。

2・米軍ヘリパッド建設について、ヘリパッドが15カ所も存在するこの地域に、なぜ新たに6カ所の新しいヘリパッドを建設するのか疑問。

3・ことさらに平坦な直径45mのヘリパッドは、沖縄への配備が予定されている米軍の欠陥機オスプレイに必要な離発着場のサイズと同じであるが、旧自公政権は「配備を米軍から聞いていない」と国民を騙し続けてきたこと。

4・長さ30m以上のヘリポートは沖縄県の条例では、環境アセスの対象となっているが、旧自公政権は納得のいく理由を示さないまま「ヘリポートとヘリパッドは違う」として、環境アセスの手続きを踏んでいないこと。

5・民主党連立政権は、住民を起訴することではなく、旧自公政権の行政手続き、対米協議の経過を洗い直して沖縄の宝である亜熱帯の森を守るべくオバマ政権にヘリパッド建設の断念を求めるべきです

 
【参考】
宜野湾市の米軍基地独自調査 基地は外務省のため?
やんばる東村 高江の現状
JANJAN 沖縄 ヘリパッド建設反対 県民集会ひらかれる