小沢一郎幹事長/定例記者会見要旨

民主党所属議員向けに小沢幹事長の記者会見の要旨が送られてきたので転載する。たんなるコピペ。民主党の行く末は、幹事長が握っているのは確かだ。どうするのだろう。高速道路料金、検察審査会の議決についてなどが内容。



小沢一郎幹事長/定例記者会見要旨
2010年4月26日(月)
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
300k→http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20100426ozawa_v300.asx
56k →http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20100426ozawa_v56.asx

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○首相のリーダーシップについて
○憲法審査会について
○高速道路料金の新制度について
○企業・団体献金の禁止について
○検察審査会の議決について
○現在の日米関係に対する見解
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■首相のリーダーシップについて

【記者】普天間問題の交渉過程をめぐって、首相のリーダーシップを問う声が
出ている。首相自身が掲げる5月末の決着が果たせなければ、進退を問う声も。
普天間問題の行方が、首相の進退にどのような影響を与えると考えるか。

【幹事長】普天間の問題、すなわち日米外交案件の問題につきましては、私は
一切関与しておりません。もちろん説明も相談も受けておりませんし、私の役
目柄ではありません。どのような結果になろうとも、あるいはどのような状況
下であろうとも、国会運営をスムーズにする。そして、参議院の選挙で勝利す
る。自分の与えられた役割を、全力でこなしていくということが私の役目です
ので、今のような趣旨の質問に答える立場ではありません。

■憲法審査会について

【記者】3年前の5月にいわゆる国民投票法が成立して、衆参両院に憲法審査
会が設置された。衆院では憲法審査会規程が制定されたが、参院では制定され
ていない。現状としてはどちらの審査会も始動していない。この状況を、与党
民主党として動かす考えはあるか。連立を組む社民党が憲法改正に後ろ向きな
ので、配慮して動かそうとしていないのか。

【幹事長】衆議院ができて、参議院ができていないという事情については、詳
しくは存じておりません。憲法というのは、国民の生活をより良くするための
国の最高の法規、ルールです。時代の変遷に応じて、みんなが「こうした方が
良い」ということであれば、変えることに何の問題もないと思っております。
ただ、憲法改正という問題、イシューだけを、特別に取り上げるという考え方
で、申し上げているつもりはありません。

■高速道路料金の新制度について

【記者】幹事長は先週官邸に行って、実質値上げとなる料金改定に異論を唱え
た。その後、前原(国土交通)大臣が、値下げと新規の道路建設は二律背反だ
と批判している。当面は見直しをしないことになったが、あらためて今回の問
題に対する考えを。

【幹事長】前原君がどういうことを言ったか、どのような行動をしたか、とい
うことに関して、私は別に全く関心はありません。興味もありません。ただ、
君のいま言ったことで、根本的に間違っていることがある。私は官邸で、異論
を唱えたのではありません。

今度の発表について、全国、私が一番回っていると思いますけれども、どこへ
行っても「おかしい」と。「無料という前提で選挙戦も戦い、勝利をおさめ政
権を担ったのに、実質値上げというそんなばかなことがあるか」という声が充
満しておりますし、幹事長室にも、また常任委員長をはじめ委員会にも、たく
さん寄せられております。

私どもの役割は、直接政府のみなさん以上に日ごろ国民に接しておりますから、
そういう声が非常に強いということで、要望を申し上げただけであります。最
終的には政府、突き詰めて言えば、内閣総理大臣が決定することです。

■企業・団体献金の禁止について

【記者】民主党として政治資金改革に取り組む姿勢を示すためにも、今の国会
で政治資金規正法の改正を実現すべきと言う意見も強い。一方で、残りの国会
日程を考えるとなかなか実現は厳しいのではないかという意見もある。今の国
会での法改正の見通しについては。

【幹事長】政治資金規正法、それから公職選挙法等については、私自身も抜本
的な改革が必要だと思っております。そしてこの点については、21世紀臨調
(新しい日本をつくる国民会議)の有志の先生からも提言をいただきました。

企業・団体献金の禁止ということも、私どもが唱えた大きな柱ではありますけ
れども、私が前から言っておりましたように、一番の問題は透明性だと思いま
す。出入りをオープンにするということが一番大事なことです。

日本社会は、諸君の会社もどこの会社も、行政も何もかも同じだと思いますが、
非常にクローズドな社会であります。ですから、会社で言えば一般の社員や株
主も一体どういう中身になっているのか、ほとんどわからない。行政もそうで
あります。一般国民が知るすべがない。たぶん政治家にも、完全な情報は上げ
ていない部分が相当あると、私は感じております。

政治資金もどこから入って、どこへ使ったということがオープンになれば、そ
れが妥当か妥当でないか、それは国民自身が判断することです。そういう意味
で私は、個別の話は枝葉末節だと思っております。反対という意味ではありま
せんけれども、透明化、公開性ということが、政治資金であれ、公職選挙法で
あれ、基本だと思っております。そこまで決定するというには、なかなか時間
はかかるかもしれませんけれども、単なる当面のアピールだけを考えてやると
いうのは、政権与党としては、必ずしも取るべき方策ではないと思います。

そこのところを、しっかりと正面からの議論で取り組んでいったらいいと思っ
ております。今国会、なかなか与野党の議論する場ができないようであります
けれども、できるだけ早く、政治資金規正法あるいは公職選挙法等に取り組ん
でいくべきだという個人的考え方は持っております。

■検察審査会の議決について

【記者】今日、検察審査会で、首相は不起訴相当という判断が出たが、受け止
めを。近日、幹事長に対する議決も出ると言われているが、現在の心境を。

【幹事長】それは、(検察)審査会の結論として、素直に受け止めるという以
外にないのではないでしょうか。私の場合は特に、私と私の事務所については、
一年間の強制捜査が入ったわけです。強制捜査が入った結果、不正な献金は一
切受け取っていない、別に私は脱税をしているわけでも、何をしているわけで
もない。一年間の強制捜査によって、結果としては、私は潔白を証明してもら
ったというふうに思っておりますので、検察審査会もそのことを冷静に受け止
めて、ご判断いただければいいと思っております。

■現在の日米関係に対する見解

【記者】先日、幹事長が鹿児島を訪れた際、連合鹿児島との懇親会のなかで、
米国大使館の人間と話をしたが、日本に不信感を持たれている、困っている、
というふうに幹事長が感想を漏らしたと聞いている。幹事長が1980年代に
米国に行って、日米協議を行なった際の感想として、一番大変だったのは米国
側の不信を解くことだったと、同じようなことを話していた。今回、普天間を
めぐって日米関係がこじれていると言われているが、現在の日米関係をどう見
るか。

【幹事長】個別の外交案件については、申し上げる立場にありません。一般論
で言えば、日米関係、日米同盟というのは、日本の生存にとって非常に重要な
関係だと思っております。従いまして、その二国間の間では、一切の隠し立て
やら、不信感やらというものが、ないような関係でなければならない。私が
「イコールパートナー」と言っているのも、そういう意味も非常に大きな要素
として思って、言っているのです。

日米交渉を私も二度、三度とやりましたけれども、日本に対するその当時の交
渉者の不信感も、非常に強いものがありました。まだ日本が関税をはじめとし
て、国内産業を守るために規制を非常に強くしていた当時ですから、必ずしも
官僚諸君のエゴではないのですけれども、「日本の国内産業を守ろう」という
純粋な気持ちが多くあったと思います。そういう中で歴史をひもとけば、繊維
交渉から始まって、その交渉の中で両国間の不信感が生まれ、その後の貿易交
渉が非常に難航したというのが事実です。

ですから私も当時は、最初からそうした不信感をぶつけられ、それを解くのに
非常に苦労したということは、事実です。要は、外交でも個人の人間関係でも
皆同じですけれども、きちんと自分の意見を主張する、そして互いに議論して、
合意したことはきちんと互いに守るというたぐいの、お互いの信頼関係という
ものを築き上げるということが大事だと思います。もちろん普天間のことは前
政権の話で、それはまた性格が違いますけれども。

いずれにしても、個人の人間関係と同様、二国間関係も、多国間の世界の国々
との関係も、言うべきことはきちっと言って、そしてお互いにその責任を果た
していくという姿勢が必要だと思っております。

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小沢一郎幹事長/囲み取材発言要旨
2010年4月27日(火)
編集・発行/民主党幹事長室

■冒頭発言

【幹事長】今日、検察審査会の議決が出たということでございますが、私とい
たしましては、意外な結果で驚いておるところでございます。と申しますのも、
皆さんご承知の通り、私の政治団体につきましては、昨年の3月から、もう1
年にわたって、検察当局の捜査の対象になりまして、捜査が行われたわけでご
ざいます。

その結果、不正なお金は入っていない、不正な献金はなかった、また脱税とか
何とか、そういうこともなかったということが検察の捜査によって結果として
証明されたわけでございます。それが不起訴ということに、結論付けられたの
だと思っております。したがいまして最終的には検察当局の適正な判断がなさ
れるだろうということを信じておりました。以上です。

■質疑

【記者】審査会のいう政治家と秘書との関係が不合理という指摘については。

【幹事長】それは政治家と秘書との関係は、お互いが信頼関係がなければ特に、
他の組織と比べて、その信頼関係で成り立っているわけでありまして、それは
私の事務所だけではなくて、すべての政治家の事務所においてもそのように、
お互いの信頼関係で仕事を分担して果たしている、ということが自然のことだ
と思っております。

【記者】この結果を受けて進退を問う声があるが。

【幹事長】今申し上げましたように、私は、検察の捜査によっても、一切の不
正な金は受け取っていない、その他の犯罪もなかった、ということでもって不
起訴になっているわけでございますし、私の政治団体と私の関係者が強制捜査
の対象になって、それでもなおかつ不正なことはなかったという結果でござい
ますので、私自身、何もやましいこともありませんので、与えられた職務を淡
々と全力でこなしていくということに尽きると思います。

基本的に変わりませんけれども、最終的に私が申し上げましたように、検察当
局が自ら捜査して調べた結果なんですから、適正な判断をしてくれるものとい
うふうに私としては信じております。

【記者】参院選の影響が、進退に影響するか。

【幹事長】皆さんも正確に報道していただければ大変ありがたいのですが、今
言ったように、何も不正な献金も受け取っておりませんし、何も脱税もその他
の犯罪もなかったということが、検察の強制捜査で結果として明らかになって
いるわけですので、私は国民の皆さんも、そのことを理解し、信頼してくれる
ものと思っておりますし、最終的に検察当局が適正な判断を下していただけれ
ばそれで国民の皆さんも納得してくれるものと思っております。

【記者】政治とカネをめぐる政治不信につながるか。

【幹事長】今日の結果で、ということはないと私は思います。なぜならば何度
も繰り返しますように、私の政治団体では、何の不正な犯罪行為があったわけ
ではありませんので、そのことさえ皆さんがわかっていただければ、何も今日
のことで政治不信が高まるとかいうことはまったくない。また私の政治団体だ
けですけれども、すべてあなたがたに、皆さんに公開しております。ですから
そのことも国民の皆さんが理解していただければ、きちんと支援してもらえる
と思っております。