三鷹北口パチンコ店出店問題 市民が決議文

 武蔵野市の玄関口にふさわしいまちづくりを目指す市民の集いが4月25日に中央コミュニティセンターで開催された。三鷹駅北口に予定されている大型のパチンコ店の出店に対して反対との意見が多かったが、どのようなまちの姿がふさわしいのか考えてこなかった甘えがあったとの市民からの発言には考えさせれた。集会では決議文が採択されたが、一部分が削除となった。


 集会では、武蔵野市の玄関口となる場所へのパチンコ店の出店には反対との市民からの意見が相次いだ。駅前にパチンコ店があってもいいじゃないかとの意見もあるが、市が「語らいの道」として整備を進めている道路であり、ポイントとなる場所だからこそ反対する。今後もノーとしか主張できないとの意見が表明されていた。
 
 市民側とすれば、ふさわしくないと思うと主張することは正しいと思う。しかし、広い意味で事業者も市民。どう調整するかが問われるのだろう。まちづくり条例による調整に期待があるが、強制力を考えると難しい面も多い。そもそもでいえば、どのようなまちの姿がふさわしいのか明確にしてこなかったことが大きいからだ。これは誰の責任と問い詰めるべきではなく、議会も行政も市民もそれぞれに責任があり、考えなくてはならなかったことだからだ。そのうえで、現状を認識して今からできることを考えるべきだと思う。反対は続けるとしても、その先も考えなくてはならないはずだ。三鷹駅北口には駐車場が多く、まだまだ開発される可能性が高い。土地が整理されれば、超高層のマンションを建てることでも可能だと思われるからだ。休眠中のパチンコ店もあるのだから、ほかの場所への出店も考える必要があるはずだ。

 集会では、吉祥寺のまちづくりの例が話されていた。近鉄裏の風俗街への市民運動の話だったが、続けることが何よりも重要との経験談は重く受け止める必要がある。集会の最後に決議文が読み上げられたが、文にあるように『市民・議会・行政が一丸となって取り組める武蔵野市の玄関口にふさわしいまちづくり協議会を早急に設置する』ことが必要で、パチンコ店だけの問題で終わらず、続けていくことも求められていると思う。

mitaka-ketugi2 集会で気になったのは、決議文の案にあった市長批判の部分だ。決議文を読み上げようとしたさい、4月15日付けで出店を計画している業者に対して、1階部分には遊技場以外の用途の店舗を配置するように市長意見を出していることを評価しているのに、批判をしていると思われるような内容でいいのか、と疑問の意見が参加者が出され、文案を作っていた時には、市長意見がなかったのでこの文案になったとしてその場で指摘された箇所は削除されていた。市民から見れば、市の動きには納得できないことも多いかもしれない。だが、批判だけではそこで終わってしまう。気に入らないことがあっても、ともに運動できるように歩みよりも必要なはずだ。その意味では、修正をして参加者がみな納得できる決議文になったことはよかったと思う。

 批判することは必要だが、そこで終わらず、その次へどのように進むのか。立場が違っても共に考え行動することが今だからこそ求められている。市民・議会・行政が批判しあっても、互いに理解し合える関係になれるのかも問われているのかもしれない。

(画像は、修正された後の最終決議文)