学童の土曜開所 補助金目当てに7日だけ開所

 平成22年度予算審議の三日目は民生費。学童クラブの土曜開所について質問をした。国は土曜日は開所するものとの考えから、土曜日を開所していない学童クラブへの補助金を22年度からなくしてしまう。どうするのかと質問をしたところ、補助金を得ることを目的に年間の最低開所日数である250日をクリアするため、現在の年間開所日数から足りない日数の7日間程度だけを開所するとの答弁だった。補助金目的のほんの一部だけ土曜日開所というわけだ。



 土曜開所については、これまでに何度も開所すべきと提案しの補助金も22年度にはなくなると指摘している。22年度予算で計上されていないことには憤りを覚えるが、計上されていない以上、23年度には開所すべきではないか。今年度はどのようにするのかと質問をした。

 答弁では、この7日間程度の土曜開所については補助金目的。開所のための試行ではない。卒所式など父母会行事で活用したい。土曜日開所については、あそべえ事業も含めて地域の代表などからなる放課後施策推進協議会を新年度の7月ぐらいに設置するので諮問し検討してもらい、秋には答申を得たいとしていた。

 協議会については、先の文教委員会で第三次子どもプランについて行政報告があったさい、市長は、放課後施策推進協議会を新学期早々に行いたいと答弁している。武蔵野市の市立学校は二学期制ではないのだから、7月では新学期早々ではないはず、とさらに質問をしたところ、さらに早く出来ないかは検討したいとの答弁だった。

 審議のなかで、土曜日を必要としているは、全学童クラブ世帯の20%程度で10%程度が利用するとの想定があり、開所すると2500万円の費用がかかることから費用対効果から課題があると認識していた。しかし、現在では土曜日開所の声が高くなっていることに戸惑っている、との答弁があった。正直な感想といえばそうかもしれないが、経済状況も含めて最近のニーズを把握していないのではと思った。
 22年度予算には、境南学童と井の頭学童の学校内移転、障がい児学童への予算があることは高く評価したいが、そもそも児童福祉法に基づく事業であること。何よりも、都内で唯一開所していないのは武蔵野市の学童クラブだけというおかしさを真剣に考えるべきなのだ。

 正直、ゆるゆるとした動きには苛立ちを覚えている。市役所の論理が優先しているとしか思えなかった。補助金目的で7日間を開けるというのなら、市は財団法人に委託することを研究するとしている以上、さっさと委託をして都型学童の補助金をもらう。とにかく補助金ありきだ、としたほうがはるかに分りやすい。
 都型学童は民間対象だが、土曜日開所と19時までの開所時間が前提だ。土曜日開所と同じように19時までの開所時間を求めている保護者も多いことを考えれば(開けていても18時に帰宅してもいい)と考えれば、委託することで開所費用以上の補助金を得られることが考えられるのだ。行政が補助金目的で、とはなかなか言い難いことだと思うが、言い切った以上、もっともらうことを早期に考えるべきだろう。
 19時までの開所は、都型学童のこともあるので検討の価値もあるとの答弁もあった。

 いずれにせよ、武蔵野市の学童クラブの土曜開所は、一学期早々(というが7月)の放課後施策推進協議会での検討しだい。秋には結論がでる、となるようだ。

 

 学童クラブについては、一学童2名までという障がい児枠の見直しを提案した。22年度からは、都立の特別支援学校や私立の児童が市立学童へ入所可能となったことや障がい児の学童クラブを新設するというこれまでの方針を転換し門戸を開く良い方向となっている。それならば、子どもにとって必要であれば2名と限定する必要はない。見直すべきだとの提案だった。答弁は、特別支援学級のある大野田小と境南小の学童クラブについては柔軟に対応したいとあった。このようなことにスピーディな対応なのに、土曜日だけは残念だ。