プレイスの指定管理条例 付帯決議付く

 3月12日の市議会本会議で武蔵野プレイスの指定管理者制度による指定管理者として、財団法人武蔵野生涯学習振興事業団(旧スポーツ振興事業団)を指定する議案が審議され、賛成多数で可決成立した。この議案については、今回の指定管理機関が終了するまでに指定管理者制度が適切なのか検討を行うことを求める付帯決議が付けられ、こちらは全会一致で可決した。



 付帯決議は、議案の詳細審議を行った鉄道対策農水省跡地利用特別委員会で動議としてだされたもの。内容は下記だ。

「社会教育施設への指定管理者制度の導入には弊害についても配慮しなくてはならない。武蔵野プレイスについては、今回の指定期間が満了するまでに、武蔵野プレイスの理念を実現するには指定管理者制度が適切なのか、他の制度が適切なのかの比較検討を行うこと。
 以上、決議する」

 この議案には、指定管理者制度を導入する議案に反対した共産党も賛成し、全会一致となった。

★特別委員会では、私が提案者となりこの付帯決議の動議を提案した。指定管理者制度ありきで、他の制度を検討してきていない思えていたからだ。指定管理者制度はあくまでも、道具。目的ではない。理念を実現するために使うべきかどうかを考えるべきだったと思う。現状では弊害のほうが多く、導入はすべきではないと考えているからだ。
 とはいえ、実際に動き出していること。すでに多くの職員が携わっていること。新規の雇用も始まっていることを考えれば、今の時点からでは否定することもできないと考え、不本意ではあったが賛成をした。
 本会議での私の賛成討論は下記。

 両議案に賛成の討論をします。

 今回の議案は、武蔵野プレイスを設置し、財団法人武蔵野生涯学習振興事業団を指定管理者として指定する議案ですが、これまでの特別委員会での長い期間の議論をとおしても、なぜ、教育施設である武蔵野プレイスに指定管理者制度を適用しなくてはならないのか、合理的な理由はなかったといわざるをえません。
 2008年の国会で全会派一致により採択された社会教育法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議には、「社会教育施設における人材確保及びその在り方について、指定管理者制度の導入による弊害についても十分配慮し、検討すること」 とありますが、武蔵野プレイスについては、検討されたのでしょうか。当初から指定管理者制度ありきで進められ、指定管理者制度の弊害について、検討されたのかは明確ではないと指摘をします。指定管理者制度にとって、最も重要なモニタリング指標についても明確ではありませんした。

 言うまでもありませんが、教育にとって理念を実現するために最も重要なのは人材です。施設だけではありません。原則として、最長5年で競争原理により契約更新を行う指定管理者制度で人材を育成できるとは考えられません。外部から人材を新たなに雇用するにしても、最長5年でしか先を考えられないのであれば、結果として、事業が良くなるとは思えません。

 施設の保守管理に指定管理者制度を導入し、事業については直営にする。あるいは、直営とするが、事業については財団に委託する。調布市のように、図書館部分だけは、直営にする。複合的な事業を一体的におこなうために、指定管理者制度から新たな部を設けて直営に戻した例があるなど選択肢は他にあります。今回は、事業が実質的に動き出していること。制度にとらわれず、早期にソフトを拡充しなくてはならないことを考え賛成をしますが、地域を主権を担うのが自治体であると考えているのであれば、国の制度に従うのではなく、何が本当にいいのか。市の外郭団体の将来像も含めて再考すべきであること。中央図書館と吉祥寺図書館については、当面の間、指定管理者制度の検討をしないことを提案をして賛成討論とします。