第4回マニフェスト大賞

abae2479.JPG 第4回マニフェスト大賞の受賞者が決まった。受賞者やその理由などの 詳細は公式サイトをご覧いただきたいが、議会として参考にさせていただきたいと思ったのは、大賞となった民主党京都府議会議員団と最優秀成果賞となった福島県会津若松市議会だ。他の受賞者全員が素晴らしいと思うが、議会全体の改革を考えると、この二つの議会は多くの影響を他の議会にも与えることになると思う。

 民主党京都府議会議員団は府議会議員選挙でも「京都スタイル」というマニフェストを掲げていたが、今回の受賞理由には、今話題の事業仕分けを府議会の会派として行ったことだ。とかく議会活動、議員活動というと支援者の要望を伝える、予算を勝ち取ることを“仕事”とすることが多いのだが、事業仕分けは予算を削ることになり、それまでの議員活動とは180度ことなることをすることになる。国と同じように公開の場でその場で決めることを会派として行ったこと、さらには執行部の協力もあったことに素直にスゴイと思う。武蔵野できるかどうかと言われると……。

 会津若松市議会は、市民と条例づくり交流会議でも話を伺っており、議会基本条例を始めとする様々な改革には感心をしていたが、議会が自ら市民と意見交換会を実施し、そこで吸い上げた課題をどのように解決していくかを議会が政策としてまとめ、執行し評価も行うという政策形成サイクルを行っていることには感銘を覚えた。
 民主党京都府議会議員団と同様に、要望だけ、予算を得るだけという議会、議員活動ではなく、支援者以外の多くの市民と対話し政策を形成し執行することを行っていることは、市民代表が議会であることを証明しているとも思うからだ。

 議会改革と言えば、栗山町議会や三重県議会がその先頭に立っているが、会津若松市議会はさらに先を行こうとしているように思えた。議会改革は、市民のために行うもので、議会の名誉のために競うものではないことは当然だが、このような善政競争は、もっと“加熱”しても良いと思う。
 
 マニフェスト大賞で私は運営委員として例年冊子の編集をしており、ノミネートされた議会や議員の政策や成果をすべてみさせてもらっているのだが、大賞以外にも興味深く参考になる取り組みをしている自治体議会がたくさんあることにも勇気づけられる。地方議会はいらないとの意見もあるが、がんばっている議会も多いからだ。武蔵野市議会でも議会改革が始まろうとしているが、負けてはならないとも思った。

写真は、全受賞者と講評を行う北川正恭審査委員長。

【参考】
毎日jp
 マニフェスト大賞:選挙重ね地域に浸透
 マニフェスト大賞:神奈川・藤沢市長らに
 マニフェスト大賞:民主党府議団、グランプリ受賞 「更に努力と工夫」 /京都
 会津若松市議会:マニフェスト大賞で最優秀成果賞受賞 4巡目の意見交換会 /福島