八ツ場ダムの水質への質問  群馬県議会で削除される

 朝日新聞群馬版に「県議会で水質論争 民主系議員発言を削除」との記事が掲載されている。
 八ツ場ダムについて、10月6日の群馬県議会総務企画委員会で民主党系の委員がダムの水質について質問を行い「青々とした湖になるわけがない」と発言したことから、「不安をあおるようなことを言うのはおかしい」と自民党系会派の委員が反発、議事録から発言の削除を賛成多数で決めたのそうだ。



 議事録削除は、10月17日の日刊ゲンダイにも「八ツ場ダム 上流に高濃度ヒ素疑惑」(livedoor news)の記事でも掲載されており、八ツ場ダムの水がそもそも飲料水として適当なのか疑問があると報道している。

 水質については、八ッ場ダムに反対している市民団体のサイト「八ッ場(やんば)あしたの会」に問題点として、『八ッ場ダムが予定されている吾妻川の水質に大きな影響を及ぼしているのが、ダム予定地上流にある草津白根山です。天下の名湯、草津温泉をかかえる白根山は、火口湖、湯釜がpH1以下と、わが国屈指の酸性度を示します。硫黄の臭いたちこめる山麓から、強酸性の川が幾筋も吾妻川に流れ込みます。
昭和初期、硫黄鉱山が大規模に開発されたことにより、鉱山から流れ出す廃液が吾妻川の酸性度をさらに増す原因となりました。吾妻川流域の人々は、農業用水、飲み水には山の沢水を利用しました。
 第二次大戦末期、草津町に隣接する六合(くに)村で群馬鉄山が開発され、1952年から精錬が始められると、吾妻川の水は赤茶けた色に変色し、見た目にも特異な”死の川”となりました』と書かれているように議会で初めて指摘されたことではない。

 疑問について検証をせず、議事録を削除させてまで建設をさせようとすることに何か別の思惑があるのか、と思うのは考えすぎか…