火種? 新クリーンセンターの候補エリア決まる

 9月3日の市議会本会議で行政報告があり、建て替えが予定されているクリーンセンター(焼却場)の予定地について、市の案が示された。場所は、特定の場所ではなく、現在のクリーンセンターがある市役所北側エリアとしている。
 このエリアには、クリーンセンターだけではなく、野球場やテニスコート、コミュニティセンターもある。市議会では、このエリア全体の開発も行うのか。野球場がなくなってしまうのか、などの質問が出されていた。

 


 
 クリーンセンターは、施設の老朽化やごみの質の変化に対応するために、平成30年までに建て替えることが望ましいとされている。
 そのため、クリーンセンターの建て替えをどこにするか、どのような施設が良いのかは、市民も参加していた「(仮称)新武蔵野クリーンセンター施設まちづくり検討委員会」で協議されてきた。委員会では、迷惑施設ともいえるクリーンセンターの問題は、一地域の問題ではなく、ごみを出す市民全体の問題として考えるべきもの。場所は現在のクリーンセンターの場所ありきではなく、全市で可能性を探っていくとの検討手法がとられてきた。
 そして、市役所の北側のエリアか他の可能性のある場所を市が探し出して建設するべきとの報告書が今年の6月に出されている。

 現実的に考えると、現在のクリーンセンターの東側。現在、駐車場や花壇になっている場所しかないのだと思う。現在のクリーンセンターを建設するさい、建て替えもできる場所が当初から作られていたと思っていたのは、私も含め多くの議員が一致することだ。
 ところが、今回の市の案は、東側だけではなく、北エリア全体で考えるとしていた。そのため、現在の野球場のある場所に作ることもありうるのか。委員会では、野球場は砂埃を周辺に撒き散らすだけで、地元に恩恵がないという意見があったが、野球場をなくす可能性があるのか、などの質問が相次いだ。

 また、市民が参加する委員会でエリア内の施設配置を行うとの今後の計画案も示されたため、市民で決められることなのか。市民が参加していた前回の委員会の報告書は予定より遅れていた。また、遅れてしまうのではないか。北エリアの再配置まで考えれば、いったいいくらの建設費が必用なのかなどの質問が相次いだ。今回は行政報告なので、決定をする場ではなかったが、今後に火種を残す結果となった。

★市役所北エリアを候補地とするのはあくまでも案。今後、パブコメや説明会を開き、意見を集めて最終的に場所は決まる予定だ。
 市民が参加する委員会は時間はかかるもの。野球場やテニスコートをなくすことになれば、利害関係者からの意見も聞く必要があり、さらに時間がかかることになる。丁寧にやる必要はあるが、市民同士の争いにならないか。予定されている日程で大丈夫なのか、不安要素があぶり出された行政報告だった。9月27日から始まる市長選挙の争点になるかもしれない。

【参考】
施設まちづくり検討委員会 最終報告書