ハイブリットカーは地球に優しいか

先日、車関係の記事や写真を撮っている旧知のライターやカメラマンと雑談しているときに、ハイブリットカーは地球に優しいのか、で議論になった。
ハイブリットカーは、確かに燃費がいいことからCO2の発生が少ない。けど、もっとも重要なパーツであるバッテリーのリサイクル・システムが確立していないから、このままでは、バッテリーの使い捨てになってしまう。地球には優しくないぞ、という話が発端だった。



 ハイブリットカーのバッテリーは、特殊であり汎用性がない。そのために、リサイクルシステムが確立していない事情もある。この考え方への反論としては、使用台数が増えれば、いずれリサイクルできるようになるんじゃないか。量がないことには効率が悪いから、もっと売れるようになればリサイクルもできるようになるさという楽観論だった。
 ただし、どこか目の届かないところへバッテリーが運ばれ、捨て去られてしまう危険性もあるよな、それを防ぐのはジャーナリストの役目だし、政治がしっかりする必用もあるよなとの点では一致していた。

 私は、新車を買うよりも古い車を乗り続けること。必要のないときには乗らないようにすることのほうが、地球には優しいんじゃないか。第一、昨今のエコカー減税だって、新車を買わなくっちゃいけないし、結局は車を捨てるのではエコじゃない。それに、財布には優しくないぞ、と酒も入っていたこともあり反論した。

 すると、最近の車は軽量にするためにアルミを多用するけど、鉄のほうがリサイクルするには良いんだよな、と話がでてきて、複雑な車を作るより長く使えるようにも他の車と部品を共通化したり、壊れても簡単に修理できる。できれば、自分で直せるようにシンプルにするほうがエコだし、地球に優しいとの話になり、このことは、皆、同じ意見だった。最新技術の粋を集めた車とはよく言うけど、地球にはどうなんだろう、困ったものだよな、も一致した意見だった。

 話はそれるが、議員になる前は、古いJEEPを乗っていた。四駆と言うと野山を荒らす悪いやつと思われてしまうが、実はシンプルな構造であり、他のJEEPと共通部品が多い。壊れても直すのは簡単だし、何よりもボディが壊れても穴が空いても走行できるので(ラダーフレームなので)長く乗るにはいい車なのだ。そんな車は最近は全くない。これも困ったものでもある。

 さて結論は、地球に優しい、エコと言っても、ホントかはよく考えないと分からない。燃費が良いだけでは、地球に優しいのではない。ライフサイクルコスト(部品の製造から調達の輸送、使用中の燃費や修理、完全に廃棄するまでなどすべての地球環境への影響)で判断すべきなんだよ。宣伝にだまされちゃいけないよな。でも、俺たちは喰わなくっちゃならないから言えないよな。悲しいよな、だった。

 政治がしっかりすべきだけは、言える。