武蔵野市の待機児 保育所新設でも間に合わず5名増の79名

東京都が保育所待機児数を公表し、都内で7.939人となり前年の比べ2.460人、1.4倍の増加となったことが分かった。武蔵野市の待機児数も、昨年の74人から79人と増加している。東京都は、就学前児童人口の増加や経済情勢の悪化等により入所申込率が急増したことが要因としている。都は、「保育サービス拡充緊急3か年事業」の20年度整備目標は達成し定員は増やしているとしているが、まだまだ必要であることが分かる。武蔵野市でも、一昨年の55人から昨年には74人と大幅に増加したことから、急遽、認証保育所を三園(定員90)を新設していたが、それでも、待機児数は増えている現状だ。


平成21年4月1日現在での東京都の全体の保育サービス定員(認可保育所、認証保育所、認定こども園、保育室、家庭福祉員の総計)は、20年同時期に比べ4.629人と増の18万6.311人としているものの結果として、21年4月1日現在の待機児数は、昨年と比べ2.460人増加(昨年は878人増)し、都全体で7.939人となり、現在の定義となった平成14年以降最大となった。また、0歳児と1歳児の待機児童数も増加している。

東京都は、待機児解消へむけ、19年度から保育サービス拡充緊急3か年事業を実施していたが、最終年となる21年度は当初目標を1.5倍引き上げ、8000人の増を行い、22年度以降については、今後、目標値を設定するとしている。

武蔵野市の待機児数は、昨年は74人。一昨年に比べ19名が増加。21年4月の待機児は79人で昨年よりも5名がさらに増加している。

武蔵野市は、市が独自の補助を行うなどで一昨年から認証保育所を3園新設(※)し定員を増やしているが、それでもこの数字となってしまったことを考えれば、さらに対策が必要なのは明白だ。

市としては、今年度中に認可保育所を一園新設し今後も認証保育所の誘致も考えていることなどの緊急対策を実施してきたことは高く評価できる。しかし、経済状況もあり、まだ必要なことは確かだろう。既存の認可保育所の改築などによる定員増や幼稚園での預かり保育の拡充もさらに検討すべきだと思う。

※保育所は、法律により国の基準があり市に設置義務がある。しかし、都市部では土地代などの課題があり設置が困難なため、国の基準が基になる認可保育所の設置条件を緩和した都の基準を設け都が補助を行うのが認証保育所。
武蔵野市ではこの2年間に認証保育所を三園新設し定員を90名増とし、家庭福祉員(保育ママ)での3名増と保育室の定員増3名があったが、今年も待機児は増えてしまった。また、認証保育所へ市からの補助も行っている。

東京都全体の待機児数と区市町村別のデータは福祉保健局のサイトにある。

周辺市の21年度の待機児数は下記。()内は前年度からの待機児数の増減

      21年度   20年度
武蔵野市 79(+5)   74(+19) 
三鷹市   192(+58)  134(+13) 
調布市   221(+17)  204(+15)
小金井市  117(+30)   87(+21)
小平市  96(+39)    57(-2)
西東京市  134(-18)  152(+8)

<数字の訂正を行いました7月21日>