境幼稚園の発展的解消後の認定こども園 プレこども園から実施へ

市立境幼稚園が認定こども園へ移行するにともない、懸念されていた園児募集の空白期間について、桜堤児童館を使いプレこども園を行いたいとの市の方針が示された。

市立境幼稚園は発展的解消を行い、平成23年で閉園し25年度に認定こども園(幼稚園と保育園の連携施設)となる予定だ。境幼稚園は二年保育。そのため、22年度で園児の募集を終え23年度で卒園した後の24年度に施設改修。25年度から新施設で認定こども園としてスタートする計画だった。

しかし、23年度は単学年となってしまうこと。境幼稚園の保育理念を継承するとの前提があることを考えると、こどもがいない24年度の空白期間はないほうが良いとの保護者からの意見がこれまでにあった。

そのため、市として対応を検討したところ、境幼稚園の施設での保育は継続できないものの、比較的近い地域にある桜堤児童館を使い、一年限定のプレこども園を開設するとの方針となったものだ。

プレこども園の概要は下記。議会内には市立幼稚園の発展的解消を疑問視する意見もあるが、現在が休会中であることもあり反応は分からない。私は私立幼稚園の定員が満たされていない現状を考えれば、市立の役目は終えていると思う。
しかし、こどもの発達状況などからあえて二年保育が必要な家庭への配慮や入園金なしで月額1万円という安価な保育料(所得により減額や免除もある)の意味を考えてみる必要があると思う。たんに安いから残して欲しいのではなく、保育料が安価なことで仕事を抑え、その分をこどもとの時間に充てられるとの考え、生活もある。このことは、否定できないと思うからだ。

認定こども園への方向性は示されているが、利用料(認定こども園は保育料ではない)については明確になっていない。認定こども園は、都の認可で決まるもので、基本的に園と保護者の直接契約となり利用料は園が独自に決めることができる。認可保育のように市で受け付けて、収入に合わせて保育料が決まるのではなく、市が関与できないシステムとなっている。また、午前中だけの保育の幼稚園型を選ぶか、夕方まで保育してもらう保育園型を選ぶかで同じ園に通っていても利用料が異なる複雑なシステムである。

簡単には決められないことは分かるが、もっとも関心の高いこのことだけは、考え方を早期に示すべきだと思う。

子育て支援施策は、単年度でお金をばらまくのでは意味がない。私立幼稚園も含めて、どの幼稚園や保育園を選ぼうとも保護者の収入に応じて保育料や利用料が決まるシステム(利用時間によって変わるにしても)を市として考えるべきではないだろうか。

プレこども園概要

【場所】 桜堤2-1-29 桜堤児童館二階(現図書室を除く部分を使用予定)

【定員】 46名(4歳児・5歳児クラス各23名)
     25年度開設予定の新施設(認定こども園)の幼稚園タイプ園児の定員と同数

【施設の位置づけなど】 学校教育法に基づく幼稚園とはせず、1年限定の事業として実施。一定の保護者負担金も検討

【改修工事】 幼児教育を行うスペース、現在の事業を一部変更するため最低限の改修工事を行う

【募集】 
・平成23年度募集(22年10月)については、24年度の事業概要を説明した上で境幼稚園が行う(定員23名)
・24年度募集(23年10月)については、25年度以降は新たな施設が開設されることを説明した上で法人化した子ども協会が行う予定(定員23名)

【桜堤児童館の事業】 
・ホールを利用して実施している事業(18事業)については影響はないと思われる。工作などを利用して実施している事業については、規模の縮小、休止(コミセンでの代替え開催も検討)などを含めて検討する

【参考】
武蔵野市 認定こども園開設前におけるプレこども園実施について
文部科学省/厚生労働省 認定こども園