武蔵境の活性化委員会

6月24日に武蔵境活性化委員会の中間報告会があり、話を伺ってきた。
中間報告会では「わくわく元気な街・武蔵境」を目指し、どのようのすれば活性化するかのプレゼンテーションが行われた。委員会の活動は始まって約1年。各部門に分かれて具体的な内容を考えだしたのは、この一月程度とのことだったので、具体的に何が行われるかは分らなかったが、他の地域からの参加者も入れて多角的に協議しているなど期待が持てると思った。



武蔵境駅周辺は、JR中央線の立体化が進み(今年の12月ぐらいには上り線が高架化)、駅前広場や側道の整備が行われ、まちの姿が一変することになる。その一方で、駅の高架下には新たな商業施設が入ることが決まっており、東小金井駅との間の高架下にも商業施設が入る可能性もでてきている。現状でもイトーヨーカドーへ人の足が向き、地域の商店への足が遠のきつつあることを考えれば、鉄道工事の立体化が終わった後での境駅周辺の商業がどうなるのかは、商業関係者だけではなく武蔵野市としても対応を考えるべきことだと思う。最近、境駅前のパン屋さんが閉店したこともあり、地域の商店が生き残れるかは切実な問題だ。

このこともあり境駅周辺をどようように活性化すべきかは、市としても考える必要があり、今回のような活性化委員会には期待が寄せられている。武蔵野市では、吉祥寺にも活性化委員会があり、境駅周辺ではどのようにしていくか私も注目をしていた。

発表は、広報部会、自然部会、健康部会、教育部会、商店部会の部門ごとに行われ、それぞれ課題と今後の方向性についてが報告された。今回の会は、発足以来初の対外的なお披露目の席でもあったが、中間報告としているように、まだまだ内容が固まってはいなかかったが、今後にヒントとなる事例も報告されていた。

例えば、知られていないが自転車道や遊歩道が周辺で整備されているが、これを駅前に持ってくる導線がない。仕組みを考えるべきではないか。
何かがあるという所有欲求から、存在価値を見出すべきだろう。中央線のほかの駅との比較ではない。吉祥寺とは別の存在価値を持つべきだなどはいい方向性だと思った。

境駅周辺には、多摩湖自転車道が近くに通っており、武蔵境通り(三鷹市ではかえで通り)に自転車レーンが設置されることや多摩川までもそう遠くはないこと。昨今の自転車ブームも考えれば、自転車で来てもらう。あるいは、自転車のツーリングやポタリングの途中に寄ってもらえるようにすることでも新たなまちの魅力になるのではと思った。

まちの魅力づくりは、いろいろなまちで行われているが、まちの人だけで考えてしまうことがある。悪く言えば独りよがりとなり、自らのまちの魅力に気がつかないままで衰退してしまうことが考えられるが、この活性化委員会は、住んでいる人だけではなく他の地域の人の参加や他の地域から武蔵境がどのように見られているかも検証していることを考えると、今後の可能性は高いと思った。大学生が参加していることも可能性を大きくしていると思う。

また、すぐの成果を求めず、まずは三年をかけてから考えていこうとのスタンスも興味深い。目先のことだけにとらわれない考え方は基本的にはいいことだと思う。しかし、一方でそれだけの時間余裕が残されているのだろうかとの疑問が残る。

委員会は来月も開かれるそうだ。より具体化するのはこれからになると思う。今後に期待したい。