外環の地上部街路に関する話し合いの会

6月12日に市議会、外環道路特別委員会が開催され、懸案の地上部街路、外環ノ2について、必要性の有無から議論する「外環の地上部街路に関する話し合いの会」が設置されることについて行政報告があった。
話し合いの場を作ることは評価できることだが、唐突に設置された感はいなめない。参加メンバーの設定にも疑問が残る。



会の参加メンバーは、外環道路の計画線に近い吉祥寺南町1~5丁目。吉祥寺東町1~4丁目、吉祥寺本町1丁目からの公募住民が10名。コミュニティ協議会委員長から3名、外環PI委員1名に国、都、市から二名ずつの合計20名とされている。司会者は別。

特別委員会では、会が設置されるのが突然だ。議会への報告もない。住民からの参加をもっと増やすことはできないのか。会は住民を代表するものなのかなどの質問が相次いだ。住民からは、公募をやり直して欲しいとの手紙が外環道路特別委員会の委員へ寄せられており、住民も会について納得はしていないのだと思う。

市の答弁は、実質的な議論をするために人数は絞ったもの。議会への報告がなかったのは、5月に決まったため。事後報告になったのは申し訳ないと思うが、情報は事前に配布することで対応した。
会は20名で行うが、コミュニティ協議会(コミセン)から委員が入っており、地域との連絡調整機能はあると考えているが、住民意思の代表は議会になり、進行状況は逐次連絡する。
会だけではなく住民との意見交換などは行っていく、としていた。

また、市からは二名の職員が二名参加することになるが、どのような立場なのかの質問もあった。
答弁では、地上部道路(外環ノ2)には、満足のいく情報がない。この場をきっかけに、交通量など情報を提供してもらい、道路があった場合、ない場合の課題も見ながら必要性も検討したい。都は、この会をヒアリングの場としてとらえているのではないと思う。白紙から根本的な議論をする場と考えているとの答弁もあった。

★必要性の有無から住民を交えた会を設置することは評価できる。しかし、このような会を開催することで住民には納得してもらったとの証拠に使われてしまう危惧がある。この日の答弁では、そのようなことはないように思えたが、予断は許されないと思う。この会以外にも住民の意見を聞く場を設けると都はしているが、どのようにするのか具体的な姿が見えないことも不安材料だ。

いずれにせよ、補正予算に盛り込まれたことで工事へと進む外環道路本線(地下)だが、地上部は見切り発車がないようにすべきだ。というよりも、外環ノ2は必要ないと思う。建設への疑問、課題があるのなら廃止するとの前提で議論をしてもらいたい。ずるずると先延ばしして、建設するチャンスを待つということがないようにもすべきだ。