市の徴税ミスで分かった役所仕事の非効率

6月22日に市議会全員協議会が開かれ,市による作業ミスから寄付金の控除が反映されず,本来の税額よりも高額の市民税を通知してしまったことについての報告があった。
市のミスは確かななことで猛省と二度と起こさないことが必要だが,現在の徴収システム自体にもおかしなことがあることも分かった。なにせ,税務署で確定申告した書類をコピーをして,手作業で市が再び入力作業をしているからだ。アナログといえばアナログだが,ミス以前にこの作業自体に問題ありと思えた。

市の説明によると,市民から平成21年度の給与所得等に係る市民税・都民税特別徴収額の決定通知書を見たところ,寄付金の控除が反映されていないのではないか,との連絡があり,市が調べたところ,ふるさと納税で納めた金額が控除されていないことがわかった。

そのため,再チェックしたところ,合計で20人に寄付金の控除漏れあったことも判明した。当事者には市から連絡し,陳謝し説明,再通知を行った。

原因は,確定申告書にある寄付金控除の欄に記入している額を目視で抽出し,市の賦課システムに入力するさいに見逃した。これは,市がチェック表を作り,これに基づいてチェックしているが,このチェック表にふるさと納税への誤認があり反映できなかったためとしていた。

市としての今後の対策は,入力時にダブルチェックをすることや税制知識への研修を行い二度と起きないようにするとしている。

今回のミスは,単純なミスであり,たるんでいると言われても仕方がないだろう。税制の変更に思いこみのような形で対応していたように思えてならない。他の自治体ではどのように対応しているかなどの情報共有,第三者から業務の検証をしてもらうことなども再発防止には重要だと思う。

このこととは別に驚いたのは,市民税・都民税を課税するさい,確定申告を行った税務署で確定申告用紙をコピーして市で課税する部分を手作業で入力していたことだ。税務署で税額を決める作業をするのだから,そのデータが市に知らされるのだと思っていたら,違っていた。今時,このようなアナログなことが普通に行われているのだ。

お役所の縦割り意識なのか,よけないことはしないというお約束なのかは分からないが,納める方から言えば,行き先は国,都,市と違っても税金には変わりない。ひとつの役所で計算してから国,都,市と配分すればいいじゃないかと思ってしまう。

今回のようなミスは,武蔵野市だけで見つかっており他の自治体では見つかっていないようだ。しかし,このようなアナログなことをしていることを知ると,実は他でもミスがあり見つかっていないだけのようにも思えてきた。

今のこの時代でも行われていたアナログな手法。お役所の非効率は,まだまだあるのではないだろうか。

議会のほうがもっと非効率という意見は別として(^_^;