プレミアム商品券 第二弾は秋以降に 財源には少々の不安付き

プレミアム商品券の第二段の予算を含む補正予算の審議が6月12日の市議会総務委員会であり、採決の結果、全会一致で可決した。早ければ、今年の秋に第二段のプレミアム商品券が発売されることになった。補正予算の財源は、約2億4000万円の基金の取り崩しが中心だ。



プレミアム商品券は、購入金額にプラス10%程度の付加額をのせて利用できるもの。1万円で購入すれば、1万1000円分の商品が購入できる商品券だ。今年の5月に第一弾が発売されたが、発売後、二日間で完売となっていた。

今回の補正予算では、第一弾の1億円分にたいして第二段は2億円分(2億2000万円として使える)相当が発売される予定。第一弾は、商品券の事務手数料などに商業者の負担を求めていたが、今回は市が全額負担することになる。

委員会では、第一弾への評価、課題についての質問があった。市は、7月20日が第一弾の利用期間であることもあり、評価についてまだ精査はしていない。しかし、商品券には商店で次回以降も購買してもらえるようにすることや商店の商店街への加入促進も目的にしていること。第一弾では、PRができたこと。懸念されていた売れ残りもなかったことから一定の効果はあったと考えているとしていた。

市は第二段については、一冊1万円ではなく若者で購入できるように5000円にすることや“くじ”の要素を取り入れられないかも検討するとしていた。

経済活性化だけが目的ではないことは理解できるが、今後、主目的である地域経済活性化に本当に効果があったのか、この日の審議では分らなかった。今後、評価が必要だろう。

★今回の市の補正予算には、プレミアム商品券だけではなく、地域経済活性化を目的として、当初予算では削られていたコミセンの補修費などが復活している。自治体が行う経済対策には限りがあり、今回の補正は理解はできるものだが、財源を考えてみるとこのままでいいのだろうかとの疑問が残る。補正予算の歳入には財政調整基金から繰入金として2億3896万7000円が計上されている。つまり、市の“貯金”から取り崩しているからだ。

武蔵野市の財政は豊かといわれるが、それは、他の自治体に比べてだろう。武蔵野市の貯金にあたる基金残高は21年度末で、前年から18億9,700万円減少した254億7,400万円の見込みとしてる。これに対して、借金にあたる市債残高は234億8,100万円。差し引き約20億円の“余裕”だが、今回の補正でその“余裕”は減ることになる。経済が活性化され税収が増えればいいのだか…。市の財政は家計簿と同じ発想でないが、不安がよぎる。