都内で新型インフルエンザ確認 より冷静に対応を

都内で新型インフルエンザの感染者が確認された。このことにより,学校を休みするかなど市の対応が必要となる。行政も市民も冷静な対応が何よりも必要だが,学校や保育園,学童クラブの休止を決める前にそもそもの事業目的も考える必要がある。


武蔵野市の新型インフルエンザ発生に伴う対応については,5月15日の市議会厚生委員会で行政報告があった。
報告によれば,市立小中学校,幼稚園,保育園などへ下記の指示を行ったとしていた。

・正しい情報の周知
・感染防止策(うがい,手洗いなど)の徹底のお願い
・臨時休業に備えた家庭,教職員との連絡体制の整備

さらに,現状では,
・臨時休業が行われた場合の学校体制,学校・家庭の連絡体制の確立
・臨時休業中の学習課題の設定
について課題が残っているとしている。

★新型インフルエンザの対応について,何が正解かはすぐには分からない。情報を整理して冷静な対応が必要だ。

ただ,この市からの指示で気になったのが,小中学校と保育園,学童クラブで対応が異なっていることだ。
保護者への文書には下記のようになっていた。

・小中学校→都内で1人でも発生した場合,臨時休業になる場合がある

・保育園→都内で1人でも発生した場合,登園自粛,休園になる場合がある

・学童クラブ→都内で1人でも発生した場合,小中学校で臨時休業になる場合がありますが,それに伴い,こどもクラブ(学童)も休止することになります

つまり,学校が臨時休業となった場合,保育園は休園(登園自粛)しないのに学童クラブは休止してしまう可能性があることになる。
学童クラブは,仕事などで家庭に保護者がいないこどものための事業であり学校のあるなしで休止を決めるべきではない。この理屈が通るのなら夏休みに学童クラブを開所しないことになってしまう。下の子どもが保育園,上の子どもが学童クラブという家庭はどうすればいいのだろうか。保育園と同じにすぐに休止するのではなく、自粛をまず呼びかけ、休止なら保育園と足並みをそろえるべきだ。

新型インフルエンザの対応という特殊なケースであることは理解できるが,休止を決める前に,そもそも何を目的にしている事業なのかを考えることも必要だ。安全策を採りたい気持ちは分かるが,他の事業がどうなっているか。休止でこどもの生活はどうなるのかの視点からも対応を考えるべきだと思う。

この点については,厚生委員会で市の執行部に要望をした。都内で初の感染者が確認されたことで武蔵野市の対応が忙しくなるが,冷静に判断をして欲しい。

【参考】
武蔵野市 武蔵野市新型インフルエンザ対策行動計画を改訂しました。
YAHOO・産経新聞 首都圏で初確認 NY帰りの女子高生感染
新型インフルエンザについて