学校コンピュータネットワーク予算で全員協議会開催へ

21年度予算審議で予算は全会派一致で賛成、可決となったものの学校教育システムの予算について議会への説明不足を理由に決議が付いた。このことから、5月18日に全員協議会が開催されることになった。



決議の内容は、『平成21年度一般会計中、教員用コンピューターネットワーク構築に係る予算について、学校業務の効率化やセキュリティ対策のなどの観点から、システム構築そのものの必要性については一定の理解をするところだが、多額の予算が計上されているにもかかわらず、その検討の詳細な報告やプロセスについて議会には十分説明がなされていない点については、まことに遺憾であり、本予算特別委員会について十分な議論が尽くされたとは言いがたい。よって、コスト削減に向けた比較検討材料を提示するなど、事業内容の再検討を要望し、議会の理解を得られるまで、本事業に関する予算の執行の凍結を求める』
というもの。

議論をすることはもっと必要であり、説明の手法に課題があったとは思う。しかし、予算委員会では、いくらなのかという具体的数字を求めることもあった。これから入札を行うものたいして、公開の場でどこまで議会へ情報を出せるのか。出せばいいのだろうか。
公共工事で談合の問題があるが、自治体のトップや議員が業者側が知りたい「予定価格」や「設計価格」を事前に伝えることでなりたつことが多い。情報は公開するのが大原則だが、何を、どこまで、どのようにとの明確な規定は武蔵野市議会にはない。

議会改革のリーダー的存在である北海道栗山町議会では、議会基本条例のなかに予算審議についての規定を設けている。
以下がその条文だが、どのように審議をするのか。明確なルール、条例が武蔵野市議会にも必要ではないだろうか。

栗山町議会基本条例

第6条
町長は、議会に計画、政策、施策、事業等(以下「政策等」という。)を提案するときは、政策等の水準を高めるため、次に掲げる政策等の決定過程を説明するよう努めなければならない。
(1) 政策等の発生源
(2) 検討した他の政策案等の内容
(3) 他の自治体の類似する政策との比較検討
(4) 総合計画における根拠又は位置づけ
(5) 関係ある法令及び条例等
(6) 政策等の実施にかかわる財源措置
(7) 将来にわたる政策等のコスト計算

2 議会は、前項の政策等の提案を審議するに当たっては、それらの政策等の水準を高める観点から、立案、執行における論点、争点を明らかにするとともに、執行後における政策評価に資する審議に努めるものとする。

(予算・決算における政策説明資料の作成)
第7条 町長は、予算案及び決算を議会に提出し、議会の審議に付すに当たっては、前条の規定に準じて、分かりやすい施策別又は事業別の政策説明資料を作成するよう努めるものとする。

【参考】
武蔵野市議 川名ゆうじの武蔵野blog
 【21年度予算審査】 争点はコンピュータネットワークか
 決議付で予算は成立へ
 武蔵野市の21年度予算成立
 
栗山町議会 議会改革・議会活性化
 栗山町議会議会基本条例(pdf)