【外環道路】対応方針決まる 国幹会議は27日!

4月23日に外環道路沿線区市長意見交換会が都庁で開催され、意見を聴いた後、対応の方針が決まった。今後、予定地の測量を行い設計→用地取得→工事→完成 との流れになる。
意見交換会の後、都庁で記者会見が行われ、「外環ノ2」については、廃止を含めて話し合いを行うことが示された。
また、外環道路は高規格道路(主に高速道路などの自動車専用道)であるため国幹会議を開催し「整備計画」へと格上げする必要があるが、記者会見では未定としていたが、国土交通省はその後、4月27日と発表した。

housin01


この日の区市長意見交換会は、非公開で行われたため内容は不明。概要については、記者会見で資料が配布され外環道路の公式サイト「東京リングステップ」でも公開されている。内容は下記。

housin02記者会見では、国土交通省は平成13年以降、住民に協力をいただきPIを実施してきた。今日の会では、沿線区市長に対応の方針案について意見交換をしてもらい一定の理解を得られたので対応の方針を確定した。住民と積み重ねた合意形成のひとつのかたち。今後、実現する責務がある、と説明。

外環ノ2については、地域によって意見が違うが、十分な合意がないままで事業化を進めることはない。外環ノ2は自動車だけの道路ではなく、環境や防災の機能もあるとこれまでと同様の見解を示していた。

合意がないままで事業化を進めないことは、事実上の凍結なのかとの記者からの質問については、凍結はいっさいない。止めるの判断もしていないとしていた。

しかし、住民との話し合いは早期に行いたい。廃止はありうるが、41年に都市計画を決めいらい、計画線上の地権者は制限を受けているのは事実。地元には廃止の声はあるが廃止して大丈夫なのか。検討をする必要があるとしていた。

国幹会議について、都庁での記者会見では未定としてたが、23日の午後に国土交通省が4月27日(月)。18:30~20:30。ホテルオークラ本館一階「平安の間」で開催すると発表した。

★記者会見資料にもあるが、外環ノ2についての早期の話し合いは行われる模様。その場合、この日の見解では、沿線区市ごとに話し合うのがいいのでは、との考えも示されていた。このことと廃止の検討との言葉もあったことを考えると、例えば武蔵野市では外環ノ2を廃止し隣接の練馬区では作るということがありえるということなのだろうか。含みのあるような言葉だったが、真意は現状では分らない。

PIについては、法定の手続きではなく理解を得ながら円滑に進めるために実施してきたもの。平成19年の都市計画変更以降、事業化を前提とした話し合いだったとしていたが、これには違和感を覚えた。いろいろな問題の根底にこの感覚の差があるのではないだろうか。

国と都の記者会見に先立ち、反対運動を行っている住民グループによる記者会見も行われた。
内容は、これまでにも明らかなように、住民の住民の声を反映していない「対応の方針」は認められない。「対応の方針案」についての沿線区市長意見交換会は、秘密会であり住民には開かれていない。行政による談合だなどとの主張があった。参加があった住民の自治体は、世田谷、杉並、練馬、三鷹。武蔵野からの参加者はなかった。

画像は、「対応の方針」に記載されている武蔵野市の外環ノ2について。この日確定した「対応の方針」はかなりの量になるので、この部分だけの画像を掲載した。

追加;対応の方針が公開された。場所はここ。

■沿線区市長の意見交換会の概要

○各区市長意見の概要
・検討課題や「対応の方針(案)」については、一定の評価。
・「対応の方針」を確実に履行するとともに、地域住民から十分意見を聴きながら、進めること。
・外環については、早期に事業化を図るとともに、確実に予算を確保し着実に進めること。
・東名高速以南について、対応の方針に記載している検討の場を早期に設置して具体化を急ぐこと。
・大気汚染や地下水の枯渇が起こらないよう、十分な調査及び分析を行い、それに対する万全の対策を講じること。
・将来交通量については、最新のデータに基づいて算出し、その結果を公表すること。
・外環本線に関するスケジュールとともに都市計画道路の整備スケジュールについても提示すること。
・三日月地帯については、地域分断の解決にあたり市と十分連携しながら具体案を示し、協議・調停すること。
・ジャンクション上部の整備、農地保全の仕組みづくり及び環境の監視体制を検討するなど、外環計画が地域に与える負の影響を極力低減すること。
・「外環ノ2」については、計画の廃止も含めた必要性の有無からの検討に必要なデータの公表や検討会の枠組みを設定し、話し合いに入ること。
・善福寺池や地下水について、水位低下や枯渇などの重大な影響が生じた場合は、速やかに原状回復すること。
・ジャンクションやインターチェンジ周辺地域では、事業実施段階において地域分断は八の釜憩いの森、換気所による大気質への影響などについて、万全な対策を講じるとともに、地域住民との話し合いを継続するように要望する。

○国土交通省・東京都からのコメント
・「対応の方針(案)」について、全区市より一定のご理解を得られたこともあり、「対応の方針」を確定して頂く。
・これからの外環の計画をより具体化していくにあたり、本日とりまとめた「対応の方針」をしっかりと実現していく責務を果たすとともに、今後とも適時に住民の皆様、また沿線区市の皆様からご意見を頂戴して参りたいと考えている。

■出席した沿線区市長
 志村豊志郎 練馬区長(代理 関口和雄 副区長)
 山田宏 杉並区長(代理 菊池律 副区長)
 邑上守正 武蔵野市長
 清原慶子 三鷹市長
 長友貴樹 調布市長
 矢野裕 狛江市長
 熊本哲之 世田谷区長

【参考】
東京リングステップ (外環道路の公式サイト)
東京都 報道発表
   東京外かく環状道路(関越道~東名高速間)
   沿線区市長意見交換会(第9回)開催結果について

国土交通省 報道発表
 第4回国土開発幹線自動車道建設会議の開催について