国会では関心低い外環道路

外環道路の整備計画路線化を容認できないと沿線住民による院内集会(国会内での集会)が3月26日に開かれた。題して,「ちょっと待った!外環道計画」。
参加して思ったのは,沿線住民には感心が高いが国会内では関心が薄い,というよりも存在さえ知らない国会議員が多いのだろうということだ。



院内集会は,世田谷,三鷹,杉並,練馬,そして武蔵野と外環道路が計画されている沿線住民がそれぞれの地域ごとに,これまで国や都が行ってきたPI会議に問題が多く,データ不足であり,このまま進められてしまうことはおかしい,許せないとの意見を表明していた。
内容については,これまでこのブログで書いているとおりなのでここでは省くが,福島みずほ参議院議員(社民党党首)のコメントに国会内での外環道路の認知度が分かったと思った。
それは,会場で一言を求められ,無駄といわれている諫早湾干拓事業費の10個分の事業費と外環道路を比喩し,もっと無駄に思える公共工事があったことに驚いたとの趣旨の発言をしていたことからだ。
九州農政局のサイトによれば2,533億円だが)

他にも何人かの国会議員が参加していたが,発言を聞いていると同じ程度の認識ではないかと思った。この院内集会の会場を確保した大河原まさこ参議院議員(民主党)が先の予算委員会で外環道路について質問をしたが,地域課題検討会の言葉が国会で登場したのは初めてのことだと本人がコメントしていたほどでもあるからだ。

永田町で知られていない外環道路。これまでまともに取り上げられてこなかったが,この院内集会を永田町で開くことがこれからの象徴的なスタートになる,と司会者が話していたが,まさに今回の大きな意義ではないだろうか。

逆説的に考えてみると,国会議員が知らないところ,気がつかないように建設をしようとしているのかもしれない。
石原都知事が国幹会議を開いて早期に着工して欲しいとしているが,その国幹会議の委員自身もこの道路がどこにあるのかを知らないのではないか,とも思えてしまった。

この日の資料でも示されていたが,19年12月に池袋-新宿間が開通した首都高速中央環状線は25年には完成する予定だが,首都高のサイトには,この道路が開通すれば『慢性的な渋滞がほぼ解消されます』とある。ならば,さらに1兆6000億円かかる道路が必要か? ,とならないか。他に使うべきことがあるのではないだろうか。

まずは,正々堂々,情報を開示して1mあたり1億円の道路を作りたいとするべきではないか。それとも,知られないように作りたいのだろうか。外環道路自体の是非は別問題としても,こうして巨額な税金を使っていくこの国のあり方には疑問だ。

(年度も新たになるので,文体も変えることにしました。ですます調だと,どうも言葉が薄まるように気がしているのでリニューアルです)