【外環道路】地下水への影響 都も追加調査を求める

外環道路について、3月11日の都議会予算特別委員会で質問があり、懸念されている地下水への影響について、国は事業実施段階で追加のボーリング調査を行い、工事中や工事後についても調査を行うこと。都は、調査や対応について住民に情報提供をするように求めていくこと。外環ノ2については、必要性やあり方について早期に住民と話し合いたい、との答弁がありました。



この質問は、田中良都議会民主党幹事長が行ったもの。以下が質問の概略です。正式には議事録をご参照ください。答弁したのは都市整備局長。

Q;
地下水への心配を払拭するために、事業実施段階や完成後も調査や対策を講じるとともに、その内容を沿線の住民に説明していくことが重要ではないか。

A;
・環境影響評価法に基づき、水環境の予測及び評価を行い、適切な工法の採用に地下水の保全は図られると考えている。

・今後、事業実施段階において、国は追加のボーリング調査を行い、工法の検討に反映させるとともに、工事中や完成後の地下水位について、モニタリング調査を適切に実施する。

・都はこれらの調査や対策の内容について、地域住民に分りやすく情報提供が行われるように国へ求めていく。

Q:
善福寺の湧水について予期しない事態が発生、もしくは、予見された場合は事業者に対応させることを住民に約束すべきではないか。

A;
・環境影響評価書では、善福寺周辺は地下40m以深のトンネル区間であるため、水環境は保全されると予測している。

・国は万が一、事業実施により現段階で予測し得ない事態が発生した場合、迅速な情報提供を行うとともに、必要な調査を行い、適せるな対策を検討、実施することを地元に表明している。

・都は、これらの対策を事業実施段階で確実に実施するように国へ求めていく。

Q;
都は外環ノ2は外環ノ本線とは切り離して進めること、廃止など含めて地元と話し合うことなどを先の代表質問で答弁した。外環ノ2の今後の取り組みはどうするのか。

A:
・外環ノ2は、早期整備が必要な外環本線とは切り離して進めるべきと考えている。

・外環ノ2は4区市にまたがっており、地域によって地元住民にさまざまな意見があることは承知している。

・今後、この道路の必要性やあり方について、早期に地元との話し合いが実現できるように努めていく。


今回の質問で、都も地下水への影響について調査すべきとの考え方であることが分りました。地下水が大きな課題であることは明白ということでしょう。ただし、事業を実施することが大前提です。

外環ノ2については、必要性やあり方について早期に住民を話し合いたいと考えていることは良いことだと思います。ですが、先の沿線PIのように、次のステップに進むためのアリバイ作りの話し合いにならないか、との不安も残ります。