進化してきた行政評価

1月22日の午前中に補助金評価委員会、夕方からは子どもプラン推進地域協議会が開かれ、どちらも傍聴してきました。内容的には、報告書や計画の策定中なので結論のようなことは議論されていませんでしたが、どちらにも共通した議論がありました。
それは、今の事業をどのように評価しているか、するかです。



この日の補助金評価委員会には、参考として、市が現在、新たに「事務事業マネジメントシート」を作成し、各担当者に説明を行っているとの情報提供がありました。

このシートの様式は確定していないようですが、この日に示されたシートを見る限りでは、武蔵野市としての行政評価がより進化していると思えました。

これまで武蔵野市が行ってきた事務事業評価では、フルコストの数字は示されてはいたのですが、だからどうしたいのか、どうなるべきかという成果目標(アウトカム)が示されていませんでした。しかし、このシートでは下記の項目を記入するように設計されていたのです。

・手段(主な活動)
・対象(誰、何を対称にしているか)、、
・意図(事業によって、対象をどう変えるのか)
・結果(どんな結果に結びつけるのか)

さらに、このシートのロジックが示されていましたが、目的妥当性、有効性、効率性、公平性などの評価項目があり、目的や政策体系に結びつくか、行政が関与すべきか、同じ目的を持つ他の事務事業はあるかなどのチェック指標も考えられていたのです。

同じ日の夕方から始まった子どもプラン推進地域協議会でも、協議会にこれまでの事業の評価を求めることになっているが、その前に何を目標にしているか、市としての事業評価がどうなっているのか、コストだけの比較ではないだずだ、示してほしいとの質問が委員からありました。

市としての答弁はありませんでしたが、それは当然でしょう。これまでに成果指標が示されていませんし、事業をスタートさせるときに、何をどうしたいのか評価基準が設定されていないのですから評価のしようがないからです。

行政評価にはこれが決め手というシステムは確立されていませんし、政策判断によって価値判断は変わりますので、自治体ごとにその指標は変わります。数字で示すことができない事業もあり、行政評価に否定的な考え方もあります。
しかし、これらの指標がなかったことから、もっとやるべき事業なのか、改善すべきか、やめるべきかの評価を明確にできなかったのだと思います。
成果目標を定めた行政評価を行うべきとはこれまでに何回も主張してきたこと。今後、さらに、このようなシートが確立されることに期待をしたいと思います。この手法で補助金を考えるのかは分かりませんが、補助金も同様にしていくべきでしょう。

【参考】武蔵野市 行政評価に関する報告書