武蔵野市初のグリーン電力利用

ほとんど知られていないようですが、11月9日に開催された「むさしの青空市」では、武蔵野市としてはじめてのグリーン電力利用が行われました。
青空市は環境を考えたイベントであることから、イベントで使用する電気を環境負荷が少なくCO2の発生がない自然エネルギーの電力を使おうとの考えから行われたものです。


グリーン電力とは、風力や太陽光、バイオマスなど自然エネルギーから発電された電力のことで、資源を枯渇させずに利用可能であるため再生可能エネルギー、新エネルギーなどとも呼ばれています。石油や石炭など化石燃料による発電ではCO2を発生しますが、グリーン電力では発電によるCO2は発生しないと考えられており、環境負荷が小さく地球温暖化対策へ有効とされています。

本来であれば電気を利用する人や企業、自治体が自ら自然エネルギーを使い発電できればいいのですが、そう簡単にはいきません。そこで、自然エネルギーで発電された電気を購入することで、自然エネルギーを使用しているとみなすことができるグリーン電力証書システムがあり、武蔵野市はこれを利用したものです。

購入したグリーン電力は、都内の太陽光設備で発電された電力で1000キロワット分。このグリーン電力購入により、30本の樹木が吸収するCO2を削減したことになります。

■グリーン電力購入費用は1万8000円。そう高額とはいえない額ではないでしょうか。低炭素社会実現のため自治体としてできることをすると考えた場合、有効な手法ですし非常にいいことだと思います。青空市だけではなく、もっと多くしていくべきだと思います。

ただ、残念なのは、グリーン電力を使っていることのアピールが少ないこと。
青空市の会場では邑上市長の挨拶のなかで参加者へは伝えられたようですが、グリーン電力を利用していることを多くの人に知らせることで市役所として環境への取り組みの姿勢を見せ、環境意識への啓発になることを考えれば、市のホームページで知らせるなどもっと積極的にPRする必要があるはずです。グリーン電力購入は、実はこの環境意識を広めることのほうがより意味があると思うからです。

とはいえ、自治体として実施する例は多くありません。環境施策を積極的に進めているいい例であり評価したいと思います。

余談ですが、グリーン電力の購入は、20年9月議会の一般質問で私から提案したものです。積極的に取り組みたいとの市長答弁がありましたが、こんなに早く実行するとは思いませんでした。高額な費用でないためとも思われますが、市役所が変わってきていることを実感しました。“お役所仕事”なんて言葉は不要かもしれませんね。

画像は、グリーン電力を購入したことを示す証書

【参考】
ITpro グリーン電力とは
グリーンエネルギーポータルサイト
日本自然エネルギー株式会社
自然エネルギー.コム