政治災害

日比谷公園で開設されている「年越し派遣村」を訪れてきました。ここは多くの報道があったように「派遣切り」や「雇い止め」などで仕事と住居を失った人たちに寝場所と食事を提供し相談を行っています。hakenn

4日のこの日は、寝場所として開放されていた厚生労働省の講堂の使用期限が5日の午前9時までとされていたことから、その後をどうするのか。何よりも今後はどうすべきかなどの考える集会も開かれていました。集会では、菅直人民主党代表代行を始め野党各党の国会議員も駆けつけていましたが、派遣村の主催者をはじめ多くの人が発言していたのは、派遣村のような状況になっているのは、政策の間違いであり、政治災害であるということでした。


集会では、派遣村を開設している労働組合や日本労働弁護団の有志、NPO法人などの団体で構成される実行委員会が、今後については厚生労働省や東京都と交渉しているとの報告があり、内容が決まりしだい報告する。マスコミ関係者にも記者会見をするとしており、詳細については、今後の報道をご参考下さい。

この集会には、民主党、共産党、社民党、国民新党、新党大地の野党各党から国会議員が参加しており、挨拶のなかで、このような状況は雇用災害であり、政治災害であるとしていました。
菅代表代行は、「定額給付金の2兆円を雇用対策に振り向ければ、相当のことが緊急にやれる」。鈴木宗雄議員からは、派遣切りにあった人たちの宿舎を確保するための国会決議を5日にも国会に提出しようとの呼びかけがあり、各野党からも賛同の意思が示されていました。

派遣村には5日間で500人に人が集まったそうです。実際に困っている人はさらに多いはず。どう対応するのか。政治災害であるのなら、政治が解決すべきです。
2日に菅代表代行らの働きかけで厚生労働省の講堂が使えるようになったことや中央区が寝場所を探していることなど考えれば、自治体でもできることはあります。5日から通常国会が始まりまりますが、何事も先送りの延命策ばかりを考えるのでなく、何が今すぐいできるのかを考えること。即効力のある政治が求められているのだと思います。5日からの国会では、即効力のある政治状況なのかを有権者が見極めることも必要でしょう。

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■新年が明けました。今年は、確実に衆議院選挙がありますし、武蔵野市では、7月に都議会議員選挙。9月には市長選も行われます。どのような政治が必要なのか。将来を決める重要な年となります。有権者の懸命な判断が問われます。

派遣村に行ってみようと思ったのは、私と仕事の関係のある出版関係の会社が先月だけでも2社が倒産となり、未払いの原稿料もあるほどで、不況という言葉が身にしみていることがありました。フリーランスは、いつ仕事がなくなるか分からない身ですから、人事にも思えなかったからです。
派遣村では、偶然に知人に会いました。その人は、40歳代。正社員なのになぜ来ているのかを尋ねると、明日のわが身しか思えないからカンパをしにきたと話していました。風邪を引いている言っていましたが、それでも来なくてはならないと思った背景には何があるのでしょうか。

現在の状況を人とごとのように言い放つ国のトップがいるようですが、人の痛みを知らないことには政治ができないと思えてなりません。

なにはともあれ、2009年がいい年になりますように。(最後になりましたが、年頭に0あたって…)

写真は、「年越し派遣村」の入り口。(集会の様子は報道関係以外撮影禁止)
下の写真はマスコミの取材を受ける菅代表代行

【参考】
TBS NEWSi 年越し派遣村、全員の宿泊先を求め

asahi com 社民党、党本部の開放を検討 「派遣村」パンクで