武蔵野市の合計特殊出生率 連続最低の0.85 

東京都は、平成19年 東京都人口動態統計年報(確定数)を発表しました。この数値を見ると、武蔵野市の合計特殊出生率は、0.85と市部で最低です。
さまざまなこども施策を実施している武蔵野市ですが、抜本的な転換をしないことには、将来の自治体運営にも影響を与えると思える数値です。

東京都福祉健康局によると、東京都の出生数は103,837人で平成3年以降最多となった。東京都の合計特殊出生率は1.05で、平成18年の1.02より0.03ポイント上昇した、としています。
武蔵野市の0.85との数値を見ると平成16、17年のこれまでの最低数値、0.77よりも上昇していますが、18年の0.89から低くなっており、10数年以上にわたって市部では最低の数値を続けてきています。

数字だけで判断はできませんし、隣接する杉並区(0.78)も低いことを考えれば、土地代が高いなど周囲の環境が影響しているが大きな要因でしょう。

ですが、このままでいいのか、考え直す必要があるのではないでしょうか。
武蔵野市の税収の特徴は、市民税が多いことにあります。市民税とは、給与や商店経営の売上などの所得への税ですが、このまま少子高齢化が急速に進むことを考えれば、市民税を払う人が少なくなるのは明白で、武蔵野市の財政が今よりも良くなるとは考えられないからです。

出生率は、こどもの数だけではなく、その保護者が少ないと見ることもでき、さらに、その市民税が少ないことになります。武蔵野市の子育て支援施策が悪いとはいえませんし、評価をします。市だけの施策で解決できるとは思いませんが、10年先、20年先の市の“経営”を考えれば、最低から脱却する施策を重点的に行うべきなのだと思います。

19年度の市部のランクは下記。1を切っているのは武蔵野市だけで、少子化に歯止めがかかっていないことになります。

東大和市 1.47
羽村市 1.46
あきる野市 1.41
稲城市 1.40
武蔵村山市 1.38
福生市 1.36
日野市 1.30
東村山市 1.28
昭島市 1.28
青梅市 1.27
府中市 1.27
小平市 1.22
立川市 1.21
八王子市 1.19
清瀬市 1.17
東久留米市 1.17
町田市 1.16
西東京市 1.16
多摩市 1.12
調布市 1.11
国立市 1.06
国分寺市 1.05
三鷹市 1.02
狛江市 1.00
小金井市 1.00
武蔵野市 0.85

【参考】
東京都報道発表資料 平成19年 東京都人口動態統計年報(確定数)

東京都健康福祉局 人口動態統計 (平成5年~19年の合計特殊出生率などがある9