桜野小増築計画で気になったこと

11月2日の武蔵野市教育委員会で市立桜野小学校校舎増築工事の基本設計について概要説明がありました。
内容は、おおむね、これまでの議会へ報告のあったとおりで大きな課題はないと思いますが、気になることがふたつありました。sakurano081209


気になることのひとつは、実際に使う児童(保護者)や地域の声をどこまで反映しているか、システム的にできているのかとの点です。

例えば、学校は教育施設ですから教育部が考えますが、学童クラブ室は児童福祉事業なので、武蔵野市の場合は子ども家庭部児童青少年課が所管となります。さらに、施設設計は、教育部ではできませんから、財務部施設課が担当となります。この三者での意見調整がどのようになっているのか。地域住民への説明会を行い、意見を聞いて取り入れようとこれまでは行っていることは評価しますが、その後にどう返答したのか、理解されているのかがこの日の説明では分からなかったことです。

この日は教育委員会であり、学童クラブの担当課は出席しないので説明はなかったと思いますが、現在、校庭にある施設がある桜野学童クラブ(桜野こどもクラブ)は、増築になることにより離れた場所にクラブ2つの施設がある2クラブ制なります。運用方法を含めて保護者とどのように意見が交換されているのか。子どもにとってどうなる。そもそも、この施設レイアウトで理解されているのか疑問が残りました。

もちろん、この日だけで終わりではなく、地域や議会への報告など行われるでしょうから、そこで分かるのかと思いますし、さらに設計が改善されるのだと理解していますが、桜野小の児童が生活する場所なのですから、学童クラブについても教育委員会へ説明してもいいはず、と思ったのです。

もうひとつは、この施設によって何がどうなるかとの目標の設定が見えていないことです。
児童数増加により施設をつくるのが第一義的ですが、できることによって何がどうなるのか、考えるべきではないかと思うからです。

すぐ近くには、旧桜堤小学校がありますが、今後、どのように活用するのか計画ができていませんし、もう少し範囲を広げて考えれば、西部図書館が廃館(形としては、移転してプレイスになる)の後の施設利用をどうするか。プレイスができることによって、市民会館の図書スペースがなくなる予定ですが、その後の利用方法をどうするかなど武蔵野市の西部地区全体のビジョンがまだ明確になっていないことがそもそもの原因ですが、大まかな方向性でもいいので考える時期ではないかと思うからです。

sakurano 001一施設ができるからいいのではなく、その先を今から考えておくべきです。今の段階ですぐに決めることはできないと思いますし、教育委員会だけで決めることではありませんが、増築を機会に形にする時期になっているのだと思います。施設自体には期待をしたいのですが、気になりました。

また、この日の教育委員会では、マンション不況があり桜堤団地の建替え後のマンション建設が進んでいないようだが本当に児童が増えるのだろうか、との質問が教育委員からありました。
担当からの答弁では、建設されていない現状でも児童数の増加が見込めれており教室が足りなくなることになるので、増築は必要との見解を示していました。

図は、教育委員会に出されていた桜野小増築についての図面(上)と資料