職員会議での挙手・採決で 校長vs都教委 公開討論会要請の署名始まる

東京都教育委員会が職員会議での挙手・採決を禁じた通知について、三鷹高校の土肥信雄校長が、都教委との公開討論を求め続けているにもかかわらず、都教委は応じようとしていないことから、公開討論に応じてるようにと署名が始まっています。



署名用紙によれば、東京都教育委員会は2006年4月、「学校運営の適正化について」という通知を出し、職員会議において職員の意向を確認する挙手・採決を禁止たが、これは、学校が校長から教師への、また教師から子どもたちへの一方的な上意下達、命令服従の場になる懸念がある。

「生徒に民主主義を教えなければならない学校だからこそ、生徒を教える教員組織は民主的に運営されなければならない」とと考え、2008年8月、都教委に対し土肥信雄三鷹高校長が通知の撤回を求めて公開討論を要請したところ返信がないのが現状のようです。

毎日新聞によれば、挙手・採決を明文化して禁止しているの都教委だけとのこと。また、専門家の意見として、

「職員会議の多数決によって学校を運営するのは校長の職責の放棄だ。都教委の通知は自由な発言を禁止しているわけでもなく、『言論の自由の侵害』という主張もおかしい」
「挙手・採決をしたからといって、校長の決定権が損なわれるわけでも何でもない。やり方次第で何ら問題がないことを、行政が抑圧すること自体が重大な問題だ」

と両論があることも報道しています。

現状の職員会議の実態は分かりませんし、どちらが正しいとは決められませんが、校長先生がこのような行動を起こしたこと自体、よく考えてみる必要がありそうです。都教委と土肥校長の両者が公開の場で議論することには賛成したいと思います。

署名内容は下記。
ブログなどもご参照下さい。

【参考】
毎日jp
新教育の森:「言論の自由」か「経営適正化」か 三鷹高校長VS都教委、場外も熱く
学校に言論の自由を求めて!

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呼びかけ

東京都教育委員会が職員会議での挙手・採決を禁じた通知について、都立三鷹高校の土肥信雄校長が、都教委との公開討論を求め続けているにもかかわらず、都教委はいまだ応じようとしません。
 
 土肥校長が求める公開討論に、都教委は応じてほしい! ぜひ応じるべきだ  ということで、下記の研究者・著名人の呼びかけ人一同で、都教委に「土肥・三鷹高校長との公開討論に応じてください」という要請書を提出することになりました。   

※下記の要請書にたくさんの賛同署名を添え、12月上旬くらいに記者会見を開き都教委に提出の予定です。 みなさん!ぜひ賛同署名のご協力をお願いします。 

  第一次集約 11月20日(木) ========================

 インターネット署名PC用  http://form1.fc2.com/form/?id=358942

 ※携帯電話メール対応の署名サイトも開設しました。
 ケータイ用 http://k.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/towa10ron2ouzeyo/?pnum=0_0
      携帯電話にも転送お願いします。 ==============

<要請書>
 
東京都教育委員会 殿   

 ◆土肥・三鷹高校長との公開討論に応じてください◆ 

東京都教育委員会は2006年4月、「学校運営の適正化について」という通知を出し、職員会議において職員の意向を確認する挙手・採決を禁止しました。
この通知に、私たちはたいへん驚き、衝撃を受けました。 教育は、子どもたちを育む教師同士の協力と協働なしにはなりたたない営みだからです。そして日本は民主主義社会であり、学校が校長から教師への、また教師から子どもたちへの一方的な上意下達、命令服従の場であってはならないからです。 
こうした私たちの懸念と憂慮に応えるかのように、2008年8月、都教委に対し、通知の撤回を求めて公開討論を要請したのが、土肥信雄・三鷹高校長でした。 土肥校長は、その要請書の中で、「教員には何を言っても意見が反映されないのなら言っても意味がないという空気が広がっている」と述べ、「生徒に民主主義を教えなければならない学校だからこそ、生徒を教える教員組織は民主的に運営されなければならない」と通知撤回要請の理由を明らかにしています。私たちには、土肥校長の言葉は極めて真っ当であり、常識にかなうものに聞こえます。2008年9月27日、三鷹市武蔵野公会堂で、土肥校長の話を聞く集いがもたれました。都教委が公開討論に応じないのであれば、自分の意見を表明するとの土肥校長の決意を実行に移したもので、350名定員の会場に倍以上の人びとが詰めかけました。数百人が会場に入れず帰らざるをえませんでした。この問題に対する市民の関心がいかに大きいかを示したものといえます。
 都教委は、公然と異議を申し立てる土肥校長に対し、校長が報道各社に配布した文書の中で「守秘義務に違反した」などと別件での処分をちらつかせ、真摯で建設的な意見表明を封じようとしています。それは、「挙手・採決の禁止」と同根の専制的な行政手法ではないでしょうか。
 私たちは、ここに改めて都教委に対し、土肥校長との公開討論を求めます。
 活発で生き生きした学校を創り、民主主義社会を豊かに築く次世代を育てていくための方向を考え合うために、ぜひ生徒、教員、保護者、都民の前で語り合っていただきたいと思います。  

2008年12月15日までに文書での回答を求めます。
   
               2008年11月4日

(呼びかけ人) 
藤田英典(国際基督教大学教授)・尾木直樹(教育評論家)・
勝野正章(東京大学准教授)石坂啓(漫画家)・
広田照幸(日本大学教授)・喜多明人(早稲田大学教授)・
西原博史(早稲田大学教授)・池田香代子(翻訳家)・
醍醐 聰(東京大学教授)・奥地圭子(東京シューレ)・
小森陽一(東京大学教授)・毛利子来(小児科医)・佐高 信(評論家)・
暉峻淑子(埼玉大学名誉教授)・堀尾輝久(東京大学名誉教授)・
佐貫 浩(法政大学教授)・奥平康弘(東大名誉教授)・
高橋哲哉(東京大学教授)・上原 公子(元国立市長)・
大門 哲(元 都立豊多摩高校校長/元杉並区教育委員)・
成嶋 隆(新潟大学教授)・林 量俶(埼玉大学教授)・
井出孫六(作家)・荒牧重人(山梨学院大学教授)・
安藤聡彦(埼玉大学教教授・元国立市教育委員)・
世取山洋介(新潟大学準教授)・高嶋伸欣(琉球大学名誉教授)・
山本由美(東京田中短期大学準教授)・青木 悦(教育ジャーナリスト)   
                                  <順不同>
連絡先:ganbaredohi@yahoo.co.jp