低所得者ほど高い保険料 後期高齢者医療制度

6月20日の市議会厚生委員会に後期高齢者医療制度の関する実施状況報告がありました。
市に寄せられた問い合わせ内容を見ますと、「保険料が高いという苦情」が最も多くなっています。
また、後期高齢者医療制度の保険料と国民健康保険料とを比較した資料も提出されましたが、これを見ると、低所得者のほうが保険料が高くなっていることが分かります。
kouki


厚生労働省も国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行したさいの保険料の増減を公表(速報値)していますが、低所得者は負担が軽減され、高所得者ほど負担が増えるとしてきた説明とは違っていたことが明かになりました。

また、69%の世帯で負担が減少したとなっていますが、低所得世帯の負担が増えているのですから、高所得者の負担が減ったということになります。

武蔵野市の場合(東京の広域連合)は、図のとおり。

例えば、国民健康保険料と後期高齢者医療制度の保険料を夫婦世帯でともに75才以上、収入が夫の年金のみで世帯(二人分)分の年額保険料として比べてみますと下記のようになります。

(年金)  (国保)   (後期高齢者)
○79万円  2万0600円 → 2万2600円  (6割の軽減措置あり)

○201万円  5万1600円 → 8万4000円

○400万円  24万4800円 → 22万6100円

政府与党は、低所得者対策を実施する決定をしましたが、市議会の委員会では、財源は明らかになっていないとの答弁がありました。財源はどうするのでしょうか。医療費削減が目的のひとつですから、保険料を上げるのでしょうか。
制度自体に問題が多すぎるということでしょう。

武蔵野市に対する問合せ状況(4月2日~22日の土日を除く15日間)

(カッコ内は全件数574件に対する構成比)

保険料が高い 30.3%
制度の内容について 9.8%
保険料決定通知表について 9.2%
口座振替について 5.2%
期別の特別徴収額について 4.2%
年金振込み通知書との関係について 2.1%
合計所得額金額について 1.2%
資格取得について 1.0%
その他及び苦情 36.9%

画像は委員会で示された後期高齢者医療制度と国民健康保険料との比較表

【参考】
毎日.jp 後期高齢者医療制度:保険料軽減、低所得世帯ほど少なく 厚労省が初調査厚生労働省 高齢者医療の円滑な運営のための負担の軽減等について