やっぱり自校方式

e734c4ec.JPG先の文教委員会の視察で、境南小学校の自校方式給食を視察、試食してきました。
武蔵野市の小学校給食は、3校が自校方式、残りの9校がセンター方式ですが、これまでセンター方式給食については、なんどか試食してきましたが、自校方式は初めてでした。


武蔵野市の給食は、センター方式であっても食材にこだわり、他自治体の自校方式にも負けない内容だと思っています。しかし、食のことを考えれば、自校方式ほうがより良くなると考えていましたので、実際にはどうなのか興味深く視察をしてきました。

結論から言えば、人の魅力と能力がより良く反映できる給食になる、ということなのだと思います。

境南小の自校方式給食については、テレビでも取り上げられるほどで保護者からも高い評価があります。その評価には、食材やメニューという要素も大きいと思いますが、栄養士の存在がより大きいと思えました。

境南小では、親子、教職員が一緒になった学習会や農家での仕事(田植え、草取り、稲刈り、落葉集めなど)を積極的に行うことや栽培した作物を給食の食材に取り入れること。生産者から直接、給食食材を購入すること。保護者への料理教室、老人会、生産者、地域住民などとの交流給食などの活動を長年続けてきています。
今で言う食育ですが、この言葉が一般的ではなかった頃か行ってきた活動が有形無形の価値となり現在へとつながっているのだと思います。

視察の日に試食た給食は、家庭では食べたことがないようなメニューが並び、生産者から直接購入した食材を使っていると話されていました。

食のことを考えると、作って食べるだけではなく、生産者の顔が見える、調理をしてくださった人の顔が見える、交流することで大切さが分かっていくのではないでしょうか。生産者、調理、地域などの関係を密にしていくにはとりまとめる人が必要になります。こればかりは、常に調理を児童の目の前で行える自校方式でないとできないのでは、と思います。

現状の武蔵野市のセンター方式であれば、食の安全は保たれており安心できると思いますが、地域と一緒になって食を考えるとなると、やっぱり自校方式のほうがいいな、と思えた視察でした。

自校方式とセンター方式とでは、ランニングコストはそう大差はありません、施設を作る初期投資に差が出てしまいますが、できるなら、小学校の給食は全て自校方式にしたほうが良いと思います。現在のセンター方式の内容を見れば十分とも言え、悩むところです。

【参考】
境南小学校の給食

写真は、試食した給食。メニューはメモが見あたらずご容赦を。和食には牛乳を出さないのだそうです。