商店街の未来

商店街振興をテーマにタウンミーティングが1月30日に開催れました。
今後の商店街をどうして行けばいいのかのアイデアを含めた意見が多く出されていましたが、その一方で武蔵野市の中部地域には大型店の出店が決まっており、先行きへの不安の声も多く聞かれました。



この日の市民と市長のタウンミーティングは、コミセンで行われていた地域別課題をテーマとするのではなく、特定のテーマについて行う新たな手法のタウンミーティングでした。
その新たなテーマは、三鷹(中部)地区の商店街振興。参加者の半数が商業者という構成でした。

参加者から出されていた意見は、地域に密接に関係し貢献している商店街はこのままでは衰退してしまう。ムーバスができたことにより、人の流れが変わり売り上げが少なくなったこともある。市も積極的に支援をして欲しいという内容が多かったように思います。

また、この日には、三鷹(中部)地区に出店及び予定されている大型店について行政が把握している情報も出されていました。

・三鷹エキナカ(開業済み) 売り場面積;1380平米。25店舗。 

・三鷹駅北口(100mツインタワー) 1000㎡~20000平米。スーパー、飲食店、医療機関、認証保育所などが予定だが業者は決まっていない。

・グリーンパークビル 約2300平米。グリーンパーク商店街の向かいにあるゴルフ練習場に新設される施設。サミットが入る予定。

・いなげや 約1862平米。境浄水場の西側に新設される。洋品店とドラックストアも入る予定。

この数を見ると商店街には厳しい状況となるのは確かなようです。

市長は、店主の顔を見える商店街作りを。信頼感や地域との連携で来てもらえるようになって欲しい。周辺市に比べると昼間人口が多い。吉祥寺だけでなく大学が多く約26000人の学生がいる。学生が寄れるような仕掛け作りも必要では。新たな付加価値を考えて欲しい。例えば保育園の誘致などだ、などの提案も示していました。

この見解には、言われたようなことは、店が当然やること。中部をどのようにしたいのかビジョンを示して欲しい。吉祥寺にグランドデザインをつくったように、三鷹周辺にも商業者や消費者で作るべきだ。東京都は、商店街には「元気を出せ商店街」というの補助金を出している片方で大型店を誘致している。出店の情報があったときに早く知り、拒否することやまちづくりに協力させられないか、などの質問や意見も出されていました。

市長は、市への情報も確たるものでない場合があり守秘義務もある。今後のまちづくり条例で情報を提供できる仕組みを確立したい。大型店舗の進出についてもまちづくり条例で対応したい。ビジョンについては、都市マスタープランの改定が今後考えられている。皆さんも参加して一緒に作り上げて欲しい、としていました。

■大店立地法(大規模小売店舗立地法)ができ、それまでの大店法(大規模小売店舗法)では必要だった地域の商店街などと事前に店舗面積などの調整がしなくても出店が可能となっています。
大店法は、非関税障壁であり市場開放を求めたアメリカなどの圧力によって作られた法律です。この法律によって、郊外に大型ショッピングセンターが進出し駅前商店街がシャッター通りになるなどの問題も起きています。同じようなことが武蔵野市で起きないとは言い切れないでしょう。

大店法では、行政が生活環境への影響への対策を勧告できることになっていますが、売り場面積1000平米以上が対象です。武蔵野市が考えているまちづくり条例では500平米以上と想定しています。国ではできないことへ地方自治体が独自に網を被せるということになります。もっと早く制定していればと思いますが、今となれば、早急にいい内容で成立するようにと思うばかりです。

■今回のタウンミーティングでは、結論のようなものはありませんでした。終了の挨拶で市と共催した商店街連合会会長は、これからやるべきことが見えてきた、と発言されていましたが、多くの人で議論することで何かの方針やヒントが生まれてくることがあるはずです。その意味では、今後の可能性を期待できるタウンミーティングと思えました。