調整計画への市民ヒアリング

1月25日に開かれた調整計画原案での市民ヒアリングがあり、様子を見てきました。参加者はみたところ30名弱。第三期調整計画のヒアリングよりも少ないと思われる数ですが、市民と策定委員との意見交換、議論が続き、良い内容だったと思います。議会よりもいいんじゃないとの声も聞こえました。


この日のヒアリングでの質問や意見、策定委員との議論をまとめてみると、長期計画の三本柱はよく分からないキャッチフレーズだ。考え直す必要がある。三鷹市などとの広域連携がない。武蔵野の福祉トップレベルとすり込まれているが、他はもっと進んでいる。なかでも子どもは遅れている。利用者、当事者である市民が改善できる。そのために、知恵を寄せ合うのが調整計画だと思う。だから自治基本条例が必要であり、この調整計画の後で考えるとすれば5年後になってしまい他自治体に遅れてしまう、というような意見が多かったと思います。正式な内容は、議事録などをご参照下さい。もちろん、調整計画がこのような内容になるとは限りません。

この日に気になったのは、学童クラブについてでした。市民からは、大きく分けると土曜日を開所するべき、ということとあそべえとの統合は書き込むべきではないとの意見が出されていました。

これに対して、策定委員会側からは、全児童対策事業であるあそべえとの統合は、ありえないと思っている。市民会議でも同じ意見だ。しかし、統合を削ると長期計画の継承もあるため検討はすればいいと結論になった。土曜日を開所すれば費用がかかる。ニーズがどれだけあるのか、との否定的と思える意見がありましたが、土曜日の過ごし方については検討すべきとの書き方になっており全面否定ではないとの策定委員側の見解も示されていました。

市民側からは、学童クラブは福祉事業との観点で考えて欲しいと要望がありましたが、まさにそのとうりだと思います。

先の全員協議会で非常に短い時間でしたが、私も同じ提案をしているからです。
学童クラブは、児童福祉法に基づく事業。本来であれば、一人でも必要な子どもがいれば開所すべきです。土曜日にはあそべえがあるから、とは市はこれまでにの市の見解ですが、、あそべえとは事業目的が違うとも答弁しています。別事業としているのであれば、土曜日は開所することが大前提であり、福祉であれば、ニーズがあるなしで考えるべきではありません。

また、学童クラブへの補助金は、厚生保険特別会計の児童手当勘定から支出されています。児童手当の目的は、児童養育家庭の生活の安定に寄与すること。次代の社会を担う児童の健全育成及び資質の向上に資することとなっており、曜日による差はなく土日は必要ないとの補助金ではないはずです。さらに、2010年度以降は土曜日を開所していない学童クラブには補助金を出さないと国は方針を出しています。

補助金目当てとは言いませんが、土曜日を閉所していることのほうが補助金の支出目的から言っても、根拠法から言ってもおかしなことなのです。委員は、多摩地域で土曜日を閉所しているのは武蔵野市だけとのデータがあるので、おかしいと思っていると発言していました。おかしいことは正していくこと。これは調整計画にも求められているはずです。

原案には、子育てと仕事の両立支援とありますが、全員協議会では、日曜日に仕事の家庭もあり、子どもの過ごし方を考えるのは土曜日だけでなく日曜日も含めるべき。土日の過ごしかたを考えると表記し、土曜日や日曜の開所についても検討するとすべきではないか、と提案しています。開所費用が問題なら、どうすればいいのかを当事者である保護者と協議すればいいのです。それが、この調整計画の大きなテーマである協働になるのですから。さて、どうなるか。

今回の調整計画原案について、夢がない、との発言が市民からありました。私も長期計画・基本構想の議会審議のなかで同じことを発言しています(他からもあり)。この日、策定委員長が、「武蔵野の力の可能性を見直そう。自ら回復することが今回のテーマだと思っている」と発言されていました。都市基盤が終わりつつあり再構築に向かう必要があるのが今の武蔵野市です。何かを作ろうというハード重視から市民が元気になる、幸せになるソフト重視への転換が必要であり、目標が必要ではないでしょうか。そのひとつに調整計画が位置づけられるべきです。委員長の発言からも、この思いをさらに深めました。

市民ヒアリングは、あと二回開催されます。

1月30日(水)市役所811会議室
1月31日(木)スイングビルスカイルーム

時間は、いずれも午後7時から午後9時まで。