外環道路、基本計画策定へ。

12月25日に開かれた国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)で外環道路(東京外郭環状道路、練馬―世田谷間。16キロ)について、最高速度や経路、建設主体などを盛り込む基本計画を策定することが決まりました。


会議には、外環道路道路の『三鷹・東京練馬間の国土開発幹線自動車道建設線の基本計画案』を含め4議案が付議され、全て決定されました。

基本計画として決まったのは下記。
1 . 建設線の区間 三鷹市から東京都練馬区まで
2 . 建設線の主たる経過地 武蔵野市 東京都杉並区
3 . 標準車線数 6 車線
4 . 設計速度 80 キロメートル/ 時
5 . 道路等との主たる連結地 三鷹市付近 東京都練馬区付近
6 . 建設主体 国土交通大臣又は高速道路株式会社法( 平成十六年法律第九十九号) 第1 条に規定する会社

外環道路は、今後、一ランク上の整備計画の策定へと進むことになります。

整備計画で決まる内容は、下記。

1.経過する市町村名
2.車線数(区間毎)
3.設計速度(区間毎)
4.連結位置及び連結予定施設
5.工事に要する費用の概算額

国幹会議で整備計画が決定した後、国の直轄で整備するのか高速道路として整備するのかが決められ、着工へと進むことになるのが大雑把な流れとなります。
 

なお、この会議は、地下化に計画変更された本線のみの会議。地上部道路(その2)については、都の事業でもあり、整備するのか、しないのかも含め動きは現状では分かりません。

 
■国幹会議で決定されないことや、大臣が認可しないことも理論上はあり得ますが、大きく動き出したのは確かです。

国幹会議は、本来、国内全ての道路について審議する会議ですが、今回は、外環道路以外の3議案は、市町村合併により通過地などの名称が変わったために名称変更するための手続きとしての議案でした。会議では、他の路線をどうするのか、との質問もあったほどですから、外環道路を進めるためだけに開かれた会議だと思います。

また、先の福田、石原会談で外環道路について決まったと報道されていますが、国幹会議のメンバー全員を年末のこの時期に急遽招集することは無理なこと。予定会議時間も1時間ですから、事前に考えられていたスケジュールだったとも考えられます。

NIKKEI NETによると、外環道路のこの区間の事業費は1兆6000億円で、政府、与党が整備を決めた高速道路計画(9342キロ)の枠外としています。

つまり、外環道路は、他の道路とは違う特別扱いで進められている、ということなのでしょう。

武蔵野市では、地域PIの開催どころではなく、どのような根拠によるメンバーになるかなど地域PIの位置づけも明確にはなっていません。賛成派も反対派も一緒に話し合うとい画期的なPI会議は置き去りにされ、着工へと駒が進められています。

【参考】
国土交通省 第3回国土開発幹線自動車道建設会議について
国幹会議の議案が掲載されています。