プレイスの新たな課題

11月19日の鉄道対策・農水省跡地利用特別委員会で「武蔵野プレイス(仮称)の実施設計の課題について」の行政報告がありました。

これは、10月に公表された基本設計(修正版)について、特別委員会との懇談(非公開)や庁内などのヒアリングを行ったことにより出てきた課題をまとめたもので、今後、変更ができるかなどが、さらに検討が続くことになります。

課題と検討内容は下記


○NO.1 外観デザイン
今後、外壁の材質、色などを検討し、エッジ効果、風合い及び耐久性のある建物を研究する。

○NO.2 環境負荷
建物の約半分が地下にあり、元々環境負荷が少ない施設であるが、修正前の基本設計と比較して、窓面積が小さいため、環境負荷の低減が可能。さらに、環境負荷を抑える空調・自然喚起システムなどの導入を検討する。

○NO.3 屋上緑化
景観の点からも検討し、コストと屋上緑化とのバランスを図る。

○NO.4 耐震性能など
構造面では、耐震性能を通常の1.25倍とする。また、設備機器なども、これに準拠耐震性能を持たせる。
公園に、災害用トイレなどの設置も検討する。

○NO.5 障がい者対応(バリアフリー、対面朗読室/録音室)
設計者を交え、関係部署の専門スタッフなどにヒアリングを実施し、施設のハード面のバリアフリー化を検討している。
朗読ボランティアにヒアリング済み。機器についても検討する。

○NO.6 2階/託児コーナー・プレイコーナー
託児コーナー、プレイコーナー、子ども用トイレは、連続した配置を検討し、子育て中の親子が利用しやすい施設づくりをめざす。

○NO.7 ボランティア室
各種ボランティアなどの控え室の設置を検討する。

○NO.8 3階/印刷室
紙折り機などの稼動時の音に耐える防音対策を検討する。

○NO.9 4階/フォーラム
基本設計に示されている200人規模の会議スペースを基本にするが、それ以上にも対応できるように検討する。(要構造検討)
フォーラムなどの講師控え室の設置を検討する。

○NO.10 給湯室
地下2階の青少年活動フロア、3階の市民活動フロアに設置を検討する。

○NO.11 無線LAN
全館、無線LANの使用可能な設置で検討する。図書館機能部分など、パソコン使用上、キータッチ音などの問題が生じる場所は一定の制限ルールを設けることを検討する。

研究や検討した結果は、逐次、特別委員会に報告し意見を求めること。また、詳細については、これからも検討を行う、と報告されていました。

最も肝心な、運営者(団体)は未確定です。12月の特別委員会には、方向性を示したいとしており、ソフト面での検討も今後、進むことになりそうです。

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■前回の懇談会でもありましたが、4階の屋外緑化部分を減らしフォーラムを300人規模にして、飲食可能にすべき、との意見が出されていました。
北口にあるスイングビルの11階レインボーサロン(全面375平米を使用した場合、レセプション会場とすれば約300名、会議室であれば160名が可能)の利用率が高いことを考えれば、同様に使える機能が必要との考えのようです。

しかし、これまで長年かかって作り上げてきた基本構想や基本設計でも200人規模としてきたのですから、この場になって増やせというのはどういうことなのでしょうか。
常に完璧はありませんから、市民のために良くなるというのであれば、理解はできますが宴会場(レセプション会場)が必要との考えでは納得はできません。

プレイスは図書館を中心とした施設であり、市民活動支援や青少年施設など生涯学習機能を併せ持つ複合施設です。通常は、教育委員会所轄となる教育施設ということになります。
軽食との飲食可能なスペースを設ける図書館は増えてきましたが、宴会となれば話は別でしょう。宴会ではなく、大規模な講演会を想定し、普段は間仕切りで小部屋にして使うのであれば、まだ分かりますが。

現状でのフォーラムは、部屋の中ほどには柱が地下から伸びており耐震構造の要となっています。この柱があることで使い勝手は悪いのですから、この柱を動かせるのかが判明してからの課題となりそうです。すんなりは進まないかもしれません。

途中経過を公開せず、いきなり最終結果を示すようなことをしない市の姿勢は評価できると思います。今後、より良い施設にするための提案が議会にも求められるのだと思います。

画像は4階の平面図。

【参考】
武蔵野プレイス(仮称)基本設計(修正版)の概要について