土曜閉所、市立限定で子育て支援を進めているのか

市議会決算特別委員会で、資料請求していた多摩26市と近隣区の学童クラブ(保育)のデータが出されました。
このデータを見ると、学童クラブを土曜日閉所しているのは武蔵野市だけ。入所資格を市立学校だけとしているのが武蔵野市だけなのが分かります。他市しとは違うことをしている、ということになりますが、これで子育て支援を進めている市と言えるのでしょうか。

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資料は、多摩26市と近隣区だけですが、私が以前調べた時には23区のすべての自治体で学童クラブの土曜日を開所していましたので、土曜日を閉所している都内唯一の自治体になります(土曜日に利用する児童が少ない場合や費用面で対応が困難な場合には、複数の学童の児童を一カ所の学童に通わせて開所させる拠点方式や児童館で対応する方式を含む)。

客観的に見てもおかしいですし、そもそも児童福祉として行っている事業ですから、数が少ないから対応しないとの論理は基本的には通用しないはずです。

このデータについて決算委員会で質問があったのですが、答弁は、これまでと全く同じ。武蔵野市の学童は、全小学校ごとに開設しているため学校カリキュラムと密接な関係があり、私立学校とは連携ができないから市立だけにしている。土曜日には、全児童対策事業である「あそべぇ」があるから利用して欲しい、です。

そこで、多摩各市の小学校数と学童数を比較してみます。
武蔵野市が全小学校に学童クラブを開設していることは評価すべきですが、それは自慢できることではないのです。
多くの自治体では学童の入所者数が増えているため、一小学校で二学童として対応しているため、小学校数よりも学童数が多くなってきているのです。小学校数よりも学童数が少ないのは多摩では3市しかありません。

この状況で市立小学校に通っている児童だけに限定しているのは武蔵野市だけなのです。

自治体名 小学校数 学童数

八王子市 70 68(自主含む)
立川市 22 24
武蔵野市 12 12
三鷹市 15 19
青梅市 17 17
府中市 22 22
昭島市 15 15
調布市 20 21
町田市 40 38
小金井市 9 9
小平市 19 24
日野市 18 23
東村山市 15 16
国分寺市 10 12
国立市 8 7
西東京市 19 28
福生市 7 10
狛江市 6 10
東大和市 10 10
清瀬市 9 9
東久留米市 15 15
武蔵村山市 9 9
多摩市 21 18
稲城市 11 12
羽村市 7 9
あきる野市 12 10

土曜日については、「あそべぇ」の利用をとの答弁がありましたが、その一方で、自由来所施設であり預かる施設ではない、との答弁もありました。あそべぇが全小学校にあるのは武蔵野市だけとかつては自慢するような答弁がありましたが、他の市には児童館があるのですから、一館しかない武蔵野市では自慢するレベルが違うのです。

そもそも学童クラブ事業と全児童対策事業は違う事業、と市長はこれまでに答弁していますから、土曜日だけは一緒にするといのでは矛盾が起きてしまいます。

客観的なデータを見てどう考えるのか。

子育て支援に力を入れていく市と言えるのかが問われていると思います。
今ままでは、今まで。
今後、どうより良くしていくのか。子育て支援を強化していくのか。武蔵野市に問われています。土曜日閉所や市立限定という細かな課題を解決していくことで、武蔵野市の子育て政策が変わったことになるはずです。

今年度は決算委員ではなく質問ができません。いろいろと言いたいことが満載で、傍聴していても落ち着きません…(^_^;)