【法政大跡地問題】陳情は継続。シュミレーションは業者のミスと市が明言

8月23日の建設委員会では、「市長のまちづくりに対する姿勢をただすとともに、地区計画早期制定に関する陳情」も審議されました。結果は継続審査となり、議会としての賛否は明確にはなりませんでした。しかし、建設が予定されているマンションのシュミレーションの間違いについては、委託した業者のミスであると市から答弁があり、ミスを発見できなかったについての陳謝がありました。


審議では、シュミレーションのミスについて、住民側は作為的だと主張していましたが、市は否定。間違いが起きたのは、業者に平面図の作成を委託しており、追加業務として3Dで表現できるCGを発注したが、元のデータ自体が業者の手にあったため業者任せであり、業者の入力ミスが原因。平面図の作成者とCGの担当者が異なっていたため、単純に数字入力を間違えたことにより起きてしまった、との答弁がありました。

【参考】
なぜ住民監査請求となったのか
シュミレーションに間違い

シュミレーションをCGにしたのは、人間の目線(高さ1.5m)で眺めてより分かりやすくしたかったことが理由。市には、このようなソフトがないため、今後、職員の研修をすることなど二度と同じような間違いをしないようにする、としていました。

間違いがあったのに委託料を支払うことの是非については、契約が3月末までであったこととから支払い済みとしています。この支払いが正当であったかどうかは、監査請求が出されていますので、審査中扱いであり、監査請求が行われることは、その後に訴訟へとつながることも十分考えられますので、市としても明確には答えることができません。監査結果が出るまでは、支払いの是非は審議できないことになり、議会としては何ともいえない状況です。

■この日、審議に先立ち行政報告があり、市から要望したところ、実際のマンションの高さが地区計画案の25mではなく、1mだけ下げられることになりそうだ、と報告がありました。
今から何ができること。少しでも良い方法を、と考えた結果として評価できると思います。

それならば、もっと低く、もっと早くからやればいいのに、とも思ってしまいますが、現状では過去に戻れません。過去の教訓は今後に生かすべきでしょう。

それにしても、この大事な時期にシュミレーションをなぜ間違えてしまったのか、と悔やまれます。単純なミスであった、チェックができなかったと市は陳謝していますが、一箇所や二箇所ではなく、全て間違えていたのですから、単純なミスでけでは納得ができません。業者への調査もすべきだと思います。市としても、二度とおきないシステムを今後、確立する必要があります。

また、分かりやすいように考えたことは評価しますが、市でも技術を習得していない、理解できていないような新技術だけに頼るのではなく、従来からあるように模型を使ったシュミレーションも行うべきだったと思います。そのほうが、間違いがあれば誰も分かりますし、俯瞰から見ることでも街並みを考えられると思うからです。

デジタルではなく、アナログのよさも見直すべき。私自身も最近、そう思っています。