市民と意見交換をする議会

行政改革のひとつとして、年四回ある市議会の定例会を三回に減らし、その代りに、市民との意見交換を行っている登別市議会の話を伺いました。

定例会を減らしていいのかという疑問はあります。しかし、その一方で市民との意見交換をすることには注目すべきです。


話を伺ったのは、登別市議会議長の石山正志さん。7月29日に開かれた、「市民と議員の条例づくり交流会議2007<プレ&ミニ企画> 秋まで待てない!議会改革」の席上ででした。

登別市では、行政改革を進めてきており、議会も固定費を下げることを考え、下記のような改革が進められてきています。

・本会議で議案説明内容を電子媒体で提供。議員にはノートPCを使い議場で内容を確認できるようにした。

・例規集を廃止。議員全員にノートPCを貸与し本会議場に持ち込めるようにするとともに、PCで例規集を閲覧できるようにした。

・常任委員会は年間の活動計画書を作成し、委員が課題を共有して委員会活動を展開させる。各種団体との意見交換も積極的に実施する。

・委員会視察や会派視察の報告を一ヶ月以内に議長報告し、議会HPで公開する。

・海外視察の凍結(実質廃止)。

・委員会視察の職員随行廃止。

・政務調査費の減額(月2万から1万円)。

・議会だよりを市の広報へ掲載。

・費用弁償(日当)の廃止。

・議員定数の削減(24名から21名へ)。

これらの議会改革の中で、3月に予算審議したばかりで議案が少ない6月議会をなくそうとの結論になったのだそうです。

市政のチェック機関として一般質問げできる回数を減らすべきではないとの意見もありましたが、議会が市民の中に入り意見交換をすることでチェック機能に反映すればいい。
緊急の審議があれば臨時議会で対応できる。
常任委員会の活性も必要と考えて、6月議会をなくし、その代りとして市民と意見交換をする「議会フォーラム」の実施と委員会の活動計画を作るようにしたのだそうです。

「議会フォーラム」は、地区別に三回開かれ、夕方の二時間で実施。議員をそれぞれに割り振って対応。今年から実施し、三会場で合計200名が参加し目標としていた数値とほぼ同じだったと話されていました。

石山議長は、定例会を減らすことへの批判は多い。しかし、議会には監視チェック機能と共に、議会としの政策立案機能が求められているが、十分答えてない。市民の意見を聞き、条例提案など政策を執行部に反映させる時代になっているのだから、その努力が必要だと思うと話されていました。

また、議会と市民との距離があったと痛感しているとも話されていました。

会場ではアンケートをとっており、定例会を減らすべきではないとの意見もあったそうですが、「議会フォーラム」への評価は高く次回への期待もある一方で「議員はもう少し勉強してきなさい」という声もあったそうです。

■定例会を減らすことには、私も疑問がありますが、市民と意見交換を議会として意見交換をすることはとても良いことだと思います。
支援者だけの意見を聞くという議員もいるようですが、幅広い意見を聞き、議論していくことで、市政も議会もよりよくなるのではないでしょうか。
もちろん、市民側にも文句だけを言うだけ、ひとつの結論だけを求めるのでなく、いろいろな考え方があり、どうすれば皆がハッピーになれるか、考え、互いに議論することが求められると思います。
市民の代表として議会があるのは確かです。しかし、いろいろな市民の意見に耳をかたむけようと努力しているか、となるとここにも疑問が出てきます。地方分権時代とは、地方が独自で考えることが必要。議会も独自で考える事が必要なはず。どのような情報を得てどう考えるのか。今、問われていると思います。