となりのいえ

 先日、視察に伺った「市が尾みんなのいえ」(横浜市青葉区)では、学童保育所「となりのいえ」というプロジェクトも始めていました。
学童保育は保護者が就労しているなど条件がありますが、「となりのいえ」では特に条件はなく、必要としている子どもの“居場所”、“くつろぎの場”となっていました。

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「となりのいえ」は、学校から自宅に帰っても誰もいない場合などに隣の家で待っているような感覚で家族の帰りを待つ場所となっています。

施設は民間のメゾネット型のアパート。子どもと指導員だけではなく、個別指導をしてくれる「寺子屋」(不登校の子どもがやってきたりする)やグループ学習、ミニ集会に使えるレンタルスペース、カフェ(準備中)、文庫があり、子どもや大人が気軽に立ち寄れるように考えられていました。囲われている施設ではなく、いろいろな人が出たり入ったりしているにぎやかな家庭、賑わいのある隣家とのコンセプトとなっていました。

民設民営であり、多角経営的な意味もあると思いますが、大人のたまり場ともなることで子どもがいろいろな大人と関わるようになれることにつながり、一般的な学童保育とは別の魅力があるように思えました。

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気になる料金ですが、入会金が2万円(兄弟は、2 人目からは2割引)。
基本保育料金が13時(夏休みなどは9時)~18時となっており、ひと月1万7000円。
8時から9時、18時から19時は時間外保育となり1時間400円と別料金です。
登録すれば、好きな時間に来ることができるシステムとなっています。

今年から始まった事業で、登録している子どもはまだ少なく、やってくる子どもが少ないときは、ピッピ保育所で過ごすこともあるのだそうです。保育園で一緒に過ごすのもいい経験になるとも思います。

保護者が就労していなくても、子どもだけで留守番していることはあるはずです。このような“隣の家”がもっとあっても良いようにも思います。昔は地域が同じような役目を果たしていたのかもしれませんが、今ではあえて仕掛けないと、このような地域的な場所が出来ないのもしれませんね。

写真上 普通のアパートに「となりのいえ」はある。
写真下 子どもが主にいる場所は、普通に家のリビングと台所。