今の武蔵野市を想う

■市議会議員を一期を務めて、今の武蔵野市を想う。

 ひずみの出ていた長期政権が交代した現在、市政が変わるという期待が大きいが、すぐに結果はでない。残念だけど、積み重なったホコリは簡単には吹き飛ばないが現実だ。議会も変わらなくっちゃならないのに、そのまんま。
 発想って「生活習慣病」みたい。
 変わらなくっちゃと思っていても、急には変わらない。これは市民も行政も議会も同じ。今からが重要だ。


■ハードからハートへ
 武蔵野市が重症なのは、ハコモノ中心の発想がそのまんまなこと。方向性を変える必要がある。武蔵野プレイス(仮称)が典型で、中身が考えられていない。どう使うか、誰が運営するかを考えないで、あれもこれもやりたいと考えて施設規模=ハードだけ考えていたからおかしくなっている。

 車を買うときに、どのように使うか、誰が運転するか、予算は、駐車場のスペースはと考えるはず。必要か、必要でないかも考えるはず。何でもいいからとりあえず大きいの、で買わないはずだ。プレイスだって同じ。ハードだけでハートがない。邑上市長になってソフトを考えるようになったから良いものの、武蔵野市を考える上で重要なポイントだ。

 現場では努力しているし、だんだんといい感じになってきている。これはとても良いことだけど、方向性を示す必要があると思う。どのように使えば、市民のためになるのか。図書館作ればいいわけじゃないはずだ。心がなければ単なるハコでしかない。

■ソフト重視に
「あそべぇ」が全小学校にできたのは良いけれど、ソフト=人材に投資しようとしない。「地域で運営」は、正論だけど、そこまで地域に余裕はない。青少協だってコミセンだってタイヘンなのに。あれもこれも地域ではなく、内容を整理する時期だ。

 市民大運動会だって、やりたくないって声が多いのに形にならない。本音を組み上げる仕組みが必要だ。身近な地域が元気になって地域運動会などが盛り上がったら、それこそ大運動会をやろうとなるはず。まずは地域を元気にするほうが先決だ。

 地域を元気にするには、子どもをきっかけに地域をつなげていくシステムが重要で、専門家が必要だ。公務員でやるべきとは思わないが、優秀なNPOがたくさんあるのだから連携してもいいはずだ。

■HAPPY化計画
 地方への税源移譲が動き出し、今年から住民税(自治体の収入)が上がる。格差社会と言われている中で自治体が何をすべきか考える時期だ。いつまでも、豪華がいいなんて時代じゃない。

 学校で考えると私立学校へ進学される家庭が増えている。選択肢として私立があるのはいいけど、公立がダメだから、は絶対になくすべき。公立小中学校の設置者は市。施設ではなく、先生がより仕事ができるようにとか、部活指導の人材に投資するなど、ソフト=ハート重視にすべきだ。豪華な校舎なら子どもが豊かに育つのか。考え直す時期だ。

 今、福祉も介護も医療も負担増の政策が進められている。苦労をされている家庭も多いと思う。だから、生活重視の市政へ転換すべきで、今が正念場だ。
 あれもこれも行政頼みではなく、逆に市民が全部をやるのではない。みんなで、みんなが幸せになる。そんな市政に今こそ変えるべき。施設を作ることが目的ではなく、市民が皆、幸せになる。そんなHAPPY化計画こそが今、必要だと思う。

 15日からは、四年に一度の変革期。さてさてどうなるのか。