川名マニフェスト

「今までの選挙公約は、選挙が終わるまでの約束、破られることを前提に政治家を選ばなければならなかった。国の借金が700兆円にまでふくらんだのもその結果」とはローカルマニフェスト推進議員連盟で話を伺うことの多い北川正恭さん(マニフェスト研究所所長・元三重県知事)の言葉。

縁故を頼りに「お願いします」では、議員となった後、何をしているか分からない。あれもこれも欲しいというおねだりばかりでは、財政が追いつくはずがない。あれかこれ。要らないものは要らない、何ために必要かも示せる政策立案能力が求められているのではないでしょうか。議員が任期の4年間でやる政策を約束=マニフェストとして示すことが必要です。マニフェストはまた、できたか、できなかったのか。出来なかった理由を説明できるように、事後検証可能とすることも重要です。当選後はなにをしているか分からない、と言われてないためにも。

議員が約束した政策というメニューを並べて、どれを選ぶかは有権者が判断すればいいのです。お任せ政治から有権者主体の政治へ変えることにもなります。マニフェストは、「お願いから約束へ」へと政治を変えるきっかけになるはずです。

というわけで、以下にマニフェストを掲載します。
ただし、議員のマニフェストはこうしなくてはならない、との定義はありません。従来の公約のようにしている人もいますし、形はばらばらです。
おそらく、今後、どのようなマニフェストを作られたかが精査され、基本形が出来上がっていくことになるのでしょう。
議員版マニフェストをどう見るか。有権者がどう判断するかでも変わってくると思います。


●川名ゆうじマニフェスト   むさしのHAPPY化計画。

 川名マニフェストは、なぜ必要→【目的】、現状の課題点→【現在】、どう改善するか→【手段】、いつまでにやるか→【期限】に分けて作成しました。

「HAPPY化計画。」とは、政策の最終目標を市民が幸せになること考えたため。そのためには、施設重視の政策から事業内容を重視するソフト重視、市民がよりワクワクしながらより活動できる市政に進化させることが必要です。

この目標へ向かい、基本姿勢の元に任期中の4年以内に行う「約束」がマニフェスト。予算が分かる事業は明記しました。具体的な検討がより必要で期限を明示できない政策を「中期的政策」として別にまとめてあります。政策の方向性となります。
進捗具合は、ホームページやレポートで報告。
出来なかった場合も理由を説明します。

★★ 基本姿勢 ★★ 

  ワクワクする武蔵野市にします。
  市民との協働を進めます。
  暮らしを守ります。
  行政のムダを許しません。

  
≪子育て・教育≫                     

■子育て支援■
【目的】少子化対策、地域活性化対策。
【現在】歩いていける子育て支援機能を持った常設施設がないく子育てが孤立化している。0123では遠く、でかけられない家庭が多い。子育てから地域をつなげていく工夫がない。
【手段】公共施設、空き店舗など既存施設の活用、公立保育園での支援機能の拡充も含め支援施設が必要。子育てだけではなく、高齢者相談室など家族支援センターとする。0123は否定しないが、地域に小規模施設が数多く出来た後のセンター館として機能させるべき。
【期限】1年以内に一般質問。予算要望をする。
【予算】既存施設や空き店舗を活用すれば、一箇所2000万円以下(八王子市のケース)。長崎市は約4000万円。「0123はらっぱ」の建設費は約4億4000万円(土地代別)。一カ所分で22カ所が可能。

■中学校給食■
【目的】食環境が乱れているため、正しい知識を覚えるために食の教育とする。
【現在】教育委員会の実施決定が待たれている。給食センターなど改修・整備が必要。
【手段】災害時への対応、高齢者給食への活用を考えると初期費用を検証したうえで自校式の検討が必要。センター方式でもレベルの高い小学校給食の質は守る。
【期限】実施検討委員会が立ち上がり報告書作提出から課題があれば半年以内に一般質問などで対案を出す。

■幼稚園
【目的】多様な子育て、子育ち環境を拡充する。
【現在】少子化で園児が減少。一方で午後までの保育ニーズがある。
【手段】預かり保育への補助拡大を予算要望する。遊び場事業など子育て支援への委託業務など新規事業を検討し市、幼稚園へ提案する。
【期限】19年度予算の執行状況を一年間調査。改善が必要であれば2年以内に改善案をまとめ提案する。

■公立小中学校
【目的】設置者としてより公立学校の魅力をアップする。
【現在】私立中学校への進学率は約3割で増加傾向。選択肢があることは良いが、公立に魅力が少ない理由もある。
【手段】他市と比較すると良いがアピールが少ない。現状で満足もできない。一年生問題への対応、補助教諭の市雇用の検討が必要。中学の部活支援拡充も必要。市内クラブチームとの連携も増やすべき。
【期限】1年間は他市の調査も行い2年以内に一般質問、予算要望で提案する。

■図書館■
【目的】無料の貸本屋、暇つぶしの場所から市民支援施設へ。
【現在】予算規模は多いが、将来への戦略がない。ネット時代への対応が遅れている。
【手段】ビジネス支援、市民活動支援を含めたレファレンスを最重要機能と位置づける。学校図書室、大学図書室などとのネットワークを構築する必要がある。一般質問で提案済みで動きつつある。
【期限】武蔵野プレイス(仮称)のソフト検討に合わせて提案をする。2年以内。

≪まちづくり・環境≫

■環境
【目的】武蔵野市の美味しい地下水を守る。
【現在】武蔵野市の水道水は地下水70%。しかし、この地下水を守る規定がない。
【手段】地下水保全条例を議員提案する。
【期限】1年以内・

■安心・安全
【目的】直下型地震へ備え、被害を最小限に防ぐ。
【現在】無料耐震診断、耐震改装への補助をしているが、進んでいない。
【手段】まずは周知が必要。効果的な手法を提案する。予算が過大であれば増額を予算要望する。家屋全体ではなく寝室のみなど手軽な耐震対策を研究する。
【期限】2年以内

■まちづくり条例
【目的】武蔵野市がどういうまちであるべきか。理念をまとめ市民協働のまちづくりができるようにする。
【現在】開発指導要綱で開発業者に公共用地の提供などを求めている。成果があり評価できるが、強制力がない。開発が明らかになってから問題が起きる場合がある。市で条例制定へ検討が進んでいる。
【手段】開発前に市民と協議できる仕組みが必要。市の案とは別に独自に調査を行う。
【期限】市の素案が提示された段階から議案提出の間に課題がある場合は、対案を一般質問などで提案する。

■暴走自転車対策■
【目的】暴走自転車を少なくする。
【現在】歩、車道とも狭いため、歩行者、自転車ともに危険。
【手段】講習を受けクイズなどに答えると取得ができる自転車免許新設。市営駐輪場利用の優先権など特典を付けマナー向上。
【手段】一般質問、予算要望。
【期限】1年以内。
【備考】免許実施後、2年程度経過措置を見てマナー向上がない場合、罰則規定を盛り込んだ暴走自転車禁止条例を議員議案する。

■駐輪場対策■
【目的】土地入手が難しい現状では地下を活用する。
【現在】世田谷区、三鷹市で実施されているタワー型地下駐輪場を導入すべきと05年12月議会で一般質問→研究中。
【手段】実施への検討を予算要望する。
【期限】1年以内
【備考】議会で提案した法改正で可能となった公園の下の駐輪場もさらに検討要望する。
【予算】2500台分の駐輪場の屋上を公園にすると約5億7000万円(西東京市の場合)。タワー型1700台分で約6億円(どちらも55%程度の国補助あり)。

≪福祉≫

■保育
【目的】子どもが豊かに育つ環境を整える。少子化対策、雇用、男女共同参画としても整備が必要。
【現在】抜本的な待機児対策が進んでいない。この20年間で新規認可園0。数年で団塊世代の職員が定年で退職し一園分の保育士が不足する。
【手段】質を絶対に低下させない公設保育園の新設を提案。
【期限】独自構想を1年以内に策定。費用を含めた具体案を2年以内に一般質問で提案、予算要望する。

■学童保育
【目的】子どもの第二の家庭機能をより充実させることで少子化対策、雇用、男女共同参画へとつなげる。子育ちの場を豊かにする。
【現在】06年9月議会一般質問で指摘し保育指針を作成中。保育内容の多様化、指導員のスキルアップが求められている。
【手段】指針を元に保護者、市民と協議。必要な場合は改定案を一般質問などで提案する。研修の拡充を予算要望する。指導員の雇用形態など次のステップを研究する。
【期限】指針策定後、課題があれば半年以内に一般質問をする。研究は2年以内とし一般質問などで提案する。

■介護保険
【目的】地域でいつまでも過ごせるようにする。
【現在】国の制度改正により現場が混乱している。
【手段】次の介護保険改定を目途に武蔵野版モデルを提案する。介護予防と重なる事業の多い健康支援センターを拡充し介護予防、健康増進施設へと改変。要支援2以上を手厚くするなど。保険対象外の市独自の支援事業の提案。ショート、デイケアを拡充を提案、予算要望する。
【期限】予算要望は1年以内。3年以内で研究し提案する。

■高齢者福祉■
【目的】誰でもが地域でいつまでも過ごせるようにする。
【現在】特養が出来るに越したことはないが場所、費用の問題がかあり簡単にはできない。
【手段】介護をする家族の負担を少しでも減らすために、ショート、デイケアを拡充を提案。予算要望をする。相談窓口としての「地域包括センター」(介護予防プログラム作成ではない)を最低で6カ所以上。子育て支援センターと同居し家族支援センターも検討する。
【期限】2年以内に研究・検討し一般質問などで提案する。

■障がい者福祉■
【目的】誰でもが地域で暮らせるようにする。
【現在】障害者自立支援法改悪により費用負担が増え混乱がある。
【手段】就労支援、機会を作り出す必要がある。生活する場所(グループホーム、支援組織)への支援も必要。
【期限】1年以内に法改正による現状把握とニーズ調査を提案し、独自調査も行う。2年以内に改善策を一般質問などで提案する。
≪行財政≫

■市民協働
【目的】市民が主役の市政にする。
【現在】NPO支援などは行われているが、行政主導型が多い。活動場所がない。
【手段】行政頼みではなくNPOがNPOを支援する中間組織が必要。予算要望で実現した市役所新庁舎の協働スペースなどで中間支援組織を構築する。まちづくりセンターなど行政との調整役ができる市民組織の構築も必要。公開で補助金を決めるなど武蔵野独自案を検討し一般質問などで提案する。
【期限】2年以内

■行政評価
【目的】税金をムダに使わないようにする。
【現在】再三にわたって何ために税金を使うのかの指標(アウトカム)を明確にし、効果的に税金を使われているかを評価できる行政評価システムの導入を川名は提案している。19年度に事務事業と補助金見直しが確定する予定。
【手段】独自のアウトカム指標を明確にするための調査・研究を行う。
【期限】見直しが確定次第、検証し必要であれば確定後半年以内に改善策を提案する。

■市民意識調査■
【目的】隠れた市民ニーズを探求し今後の事業展開に活用する。
【現在】市政アンケート、市長への手紙などは評価するが、満足度は分からない。市民大運動会などへの批判は多いが形になっていない。
【手段】一般質問、予算要望で新たな手法を提案する。SNS、タウンミーティングでの聞き取り調査など。
【期限】2年以内。

≪情報公開・議会改革≫

■政務調査費の公開
【目的】情報公開を進める。
【現在】領収書は保管している。
【手段】使途をネットで公開。
【期限】毎月。
【備考】武蔵野市議会は月4万円、半年ごとに支給。未使用の場合は返還する。

■議会改革■ 
【目的】独自の調査を元に市政の監視機能の向上、質問、要求だけから政策提案型議会に変える。
【現在】規則もあり議員同士の議論ができない。行政への質問会となっている。
【手段】議論できる議会にするために法改正、規則改正が必要。議員のスキルアップも必要。理事者、職員からの反問権(反論)を認め、議会の独自調査活動なども行い討議型議会にする。
【期限】3年以内に議会
基本条例を議員提案する。

■議会レポートの発行
【目的】伝わらない議会の様子、市政情報を提供する。情報公開を進める。
【現在】ブログは月20本強更新中。紙によるレポートは不定期発行。
【手段】ネットでは現状を最低限維持。レポートの定期発行が必要。
【期限】ミニ・レポート(駅頭配布など)は月一回。会期ごとのレポート(ポスティングなど)は年4回以上発行する。
【備考】費用的に困難なためどこまで配布できるか手法の検討が必要。