バイオ燃料

何気なくF-1の記事を読んでいたら、来年度からバイオ燃料を使うようにレギュレーションが変更になるのだそうです。アメリカではF1以上の人気レースである「インディカー・シリーズ」では、今年から、レースに使う燃料はすべてトウモロコシからつくられるエタノールに転換するのだそうです。

F-1が鈴鹿に初めてきたときは、鈴鹿サーキットまでレースを見に行ったほどでしたが、最近はあまり関心を持っていませんでした。しかし、エコの対極にあるようなレースのほうが、実は環境を考えていたとは驚きです。また興味が湧いてきてしまいそうです。

バイオ燃料と聞いて、そういえば、てんぷら廃油から作った燃料をしばらく使っていたなぁ、ブラジルに旅行に行ったときは、アルコール燃料のクルマをドライブしてキャンプしていたなぁ、とも思い出してしまい、急に親近感を覚えた燃料です。


バイオ燃料は、木材、植物などからエタノール(エチルアルコール)やメタノール(メチルアルコール)を作りガソリンエンジン用に使う燃料と食用油などからメチルエステルなどを作りディーゼルエンジン用に使う燃料とに大きくは分かれています。さらに、そのままエンジンで燃やしたり、化石燃料系のガソリンや軽油と混ぜて利用されることもあり、一口ではこれだと言い切れないのが「バイオ燃料」です。

難しい話は別として、早い話が、限りのある化石燃料ではなく、畑でも作ることのできる植物系燃料ということでしょう。

レースのレギュレーションが変わるからではないでしょうが、世界的に注目されており、開発も行われています。
2007年01月16日の朝日新聞によれば、アメリカは「中東への石油依存を減らすエネルギー安全保障上の観点から利用拡大を続けている。05年は生産量を前年比25%も増やし、ブラジルを抜いて世界一になった」のだそうです。

ZDNETによれば、バイオディーゼル燃料のみを使い最大5メガWの発電能力を有する発電所がアメリカで稼働を開始したのだそうです。そういえば、片山右京さんがパリダカールラリーでバイオ燃料を使った車でエントリーをしていました。

何か、いろいろな可能性を考えているとワクワクしてきますね。
成果とか数値目標などの提案を私は多くしていますが、市政にも、こういう夢を持てる施策も必要じゃないかとも思います。

以前、議会で武蔵野市でもてんぷら廃油を回収しているのだから、てんぷら廃油をごみ収集車などに使って、リサイクルしていることをアピールしたらどうかと質問したことがあります。答弁としては、せっけんにしてリサイクルしている。量が多くないので燃料までにはできない、としていました。確かにそうですが、化石燃料から脱却という大きな目標へ何かできないのか、と今でも思っています。

そういえば、ブラジルを旅行しているとき、エタノールで車が走っているのだから、キャンプ用のガソリンストーブにも使えるじゃないかと、ブラジル在住の友人宅で酒を飲みながら思いついたことがありました。
いい考えだと妙に納得し、その友人が持っていたオプティマス123に入れてすぐに使ってみることにしました。123には、専用のホワイトガソリンではなく、車用の“赤ガス”を入れて使っていたので、粗悪なガソリンでも大丈夫だろうと思ったからでした。

結果。最初は良かったのですが、タンクキャンプのゴムシールが溶けてしまい燃料が噴出。火だるまになってしまい、みごと失敗でした。
ゴムを溶かす欠点があるとは後で知ったことですが、すでに実証していたことになります。

今では技術が進み、車用としては問題なく使えるようになっています。CO2排出がゼロ、硫黄酸化物(SOx)の排出がゼロ、一酸化炭素・炭化水素(黒煙)が少ないなどの特徴もあり環境を考えても、大いに期待できる燃料です。もっと理解が進むことで地球環境を考えるきっかけにもなりそうです。

てんぷら廃油の燃料を使っているときは、エンジンをかけるとてんぷらを揚げる臭いがたちこめ、妙にてんぷらが食べたくなった思い出があります。今夜のご飯はてんぷらか…。ちょっとした夢を持てました。

バイオディーゼル燃料の精製・販売まで手がける日本で唯一のガソリンスタンドが滋賀県にあります。こういうお店も増えて欲しいですね。夢が広がりワクワクします。