防災教育で市民力向上 中学生にも防災教育を

横浜市教育委員会が「市民力をはぐくむ・よこはま版 安全教育へのヒント~横浜安全(防犯・防災)教育フォーラムからの発信~」という冊子を作り市内の学校に配布、ネット上でも公開しています。

横浜市教育委員会によると、犯罪や自然災害などから子どもたちの安全を確保するためには、子どもたち自身の危機回避能力を育てることが重要であると考え安全教育を推進してきたのだそうです。

冊子には、モデル校での実践の様子が報告されており、他の学校(もちろん武蔵野市でも)で参考にできるように考えてあります。



いくつかの例を見てみましたが、面白いと思えたのが「いぶき野サバイバルプロジェクト いぶき野を地震に強いまちにしよう(横浜市立いぶき野小学校)」でした。
総合的な学習の時間を使って、震災時にどう生き抜いていくのかという目標に向かって非常用食糧は何が良いのかなどを考えていきます。地域の人に取材して、地域特性を見つけたり、最も良い避難路はどこかも調査。そして、単に情報を並べるのではなく取捨選択して、人に伝えられるように考えていくとしていたことでした。

インターネットで調べたことを切り張りしてオシマイ、という調査もありますが、ネットだけでなく実際に現地を調べて必要な情報だけを選んでいくという作業が、実は今の子どもたちには必要だと思ったからです。
地域とのつながりも出来るように考えられていたのも良いと思いました。

また、19年度予算審議でも提案したのですが、中学生を守られる側から助ける側に回ることも考えるべきだと思います。横浜市では、同じ考えから中学生への防災教育・訓練を推奨していました。

日中に災害が発生した場合、大人の多くは都内へ仕事に出ていますし、地域の働き手といっても商店の人などでは手が足りません。体力的には大人と同じなのが中学生ですから、生徒の防災意識を高めるだけでなく、地域に期待されている、いざというときには頼りにされていることを伝えることで社会貢献意識、有用感を高めることになると思います。横浜市でも市民力をはぐくむことになり、地域の防災力の向上にもなる資する効果がある、としているのです。

定期的な訓練も重要ですが、なぜその訓練が必要なのかを知らせていくことも必要でしょう。いざというときに、訓練どおりにいくとは限りません。何のために、なぜ行っているのかという基本が分かっていれば臨機応変に行動ができると思います。防災と教育、市民力。違うようでいて同じことなのでしょう。武蔵野市でも考えてみたいと思います。

【参考】横浜市教育委員会 学校防犯・防災