小中学校 再び耐震工事へ 建物の維持費、中学校給食は大丈夫? 

12月13日の文教委員会に武蔵野市立小中学校と共同調理場の耐震診断結果の行政報告がありました。
市ではこれまで、耐震補強工事を全国的に比べても早期に実施しており、昭和55年~63年と平成13年~18年までの二期に分けて工事を行っており、初期の予定工事は終了しています。
しかし、昭和56年に耐震規準がより高くった新基準となったこと。平成12年に武蔵野市独自で耐震を規準を定めたことから旧耐震基準で実施した補強工事(昭和55年~63年)について再診断したところ、新基準に合わせるためにさらに耐震強化する必要がある校舎があることが判明したと報告されました。
また、今回の耐震診断では、桜堤と北町の共同調理場(給食センター)も診断したところ、どちらも耐震補強する必要性があることも判明しました。


耐震性能はIs値で示し新基準は0.6以上となっています。学校施設については、さらに強固にするために武蔵野市は独自に0.75を目標とする基準としてより強化しています。

この目標値にする補強工事が必要なのは下記。右が公表されたIs値です。

一小(校舎) 0.38
二小(西校舎) 0.40
二小(東校舎) 0.42
三小(校舎) 0.37
四小(西校舎) 0.47
四小(東校舎) 0.67
五小(北校舎) 0.41
五小(西校舎) 0.49
旧桜堤小(東校舎)0.56
一中(西校舎) 0.59
一中(東校舎) 0.65
二中(西校舎) 0.37
二中(東校舎) 0.45
六中(西校舎) 0.47

桜堤共同調理場 0.51
北町共同調理場 0.43

データを見ると、見た目には桜堤共同調理場が弱いように思えていましたが、第三小学校、第二中学校のほうが耐震性能が低くく旧桜堤小のほうが耐震性能が高いなど建築された年だけで耐震性能が変わるのではないことが分かります。

今回のデータは速報値です。今すぐに危ないというわけではありません。市としては、平成19年度に耐震補強設計を行い、平成20年以降、順次補強工事を行いたいと説明していました。

今後は校舎の建て替えも考える時期となってきます。水道管のようにこれまで進めていなかった設備の更新や修繕、建て替えでさまざまな費用が武蔵野市には必要でしょう。建設することに注目は集まりますが、維持していくのにも費用はかかるのです。今後、どのように費用がかかっていくのか明確にする必要があると思いました。千川小や大野田小のように巨費がかかる校舎を今後も建てていくのか検討もすべきでしょう。

今回のデータでは、共同調理場の耐震性能が低いことも判明しています。共同調理場を活用して中学校給食を実施することにした場合、調理場内の工事が必要となりますから、耐震工事と一緒にできるのか課題が出てきたことになります。耐震工事を待ってからとなれば、中学校給食の実施が遅れてしまう可能性があります。
耐震補強は必要ですが、中学校給食への影響が懸念されます。