【外環道路】 議会の意見書 全会一致で採択

12月20日の本会議に私も委員となっている外環道路特別委員の全員が提案者となって、外環道路への意見書が出され、全会一致で採択となりました。

1月12日に大深度の変更された外環道路計画に対して、市長意見を表明することになっていますが、この意見書が採択となったことで議会意志も示されたことになります。
先に公表された沿線区市長の意見より、さらに踏み込んだ意見になったと思います。

本会議では、明確に反対すべきだ、言葉を変えた方が良いと意見を述べた議員がいましたが、政党や地域を越え意見の違いを乗り越えてできた意見書ですから、この重みを分かって欲しいと思います。
全ての人の考えが同じ言葉になるとは思えません。批判は簡単ですが、一度は考えの違いから意見書を出すのを止めようとなっていたのですから、まとまった意見書とするまでの各外環道路特別委員の努力やこの間の経緯を理解していただければと思います。

意見書は下記です。


都市高速道路外郭環状線に関する意見書

国と東京都は平成18年6月、都市高速道路外郭環状線(世田谷区宇奈根~練馬区大泉町間)事業について、首都圏の交通渋滞や環境改善、経済効果、都市再生に大きな役割を果すことから、沿線地域を初め首都圏全体として必要性が高いと判断し、都市計画変更及び環境影響評価の手続を進めている。
昭和41年に都市計画決定された東京外かく環状道路計画について、本市議会では、地域分断や環境悪化など、住民の生活環境に重大な影響を及ぼすとして本道路計画に対し、昭和42年に全会一致で「外環道路反対特別委員会」を設置し当時の計画に反対を継続してきた。
このたび示された、従来の高架構造方式を大深度地下方式に変更する案は、良好な住環境を守ろうとする周辺住民や行政、議会を中心とした、長年の反対運動の成果であると理解するが、計画の実施に当たっては、地盤や地下水への影響、また災害や事故発生時への対応、工事期の残土搬出や地下水の排水による周辺への環境影響など、現時点ではいまだ検討を要する課題も多い。
また、本来外環計画は都市計画の上では、外環ノ2(地上部街路)と一体となった計画であると認識しており、本線を大深度地下方式に変更すれば、外環ノ2は廃止されるものと思うのが沿線住民の一般的な考えであるにもかかわらず、その方向性についてはいまだ不透明な要素が多く、地域住民の不安が払拭されていない状況にある。武蔵野市議会としても本線の計画変更のみをもって都市計画を決定することに対しては、大きな懸念を抱くものである。
よって武蔵野市議会は、武蔵野市民の良好な生活環境の維持や沿線住民の安全を確保するため、下記事項を国及び東京都に要望する。

1.今後、外環計画について、国及び東京都は具体的な対策や正確な情報の公開と丁寧な  説明を通じ、住民の不安や懸念の払拭に努めること。
2.外環ノ2の検討については全面廃止案を加え、地元住民・自治体との協議・対話を重視し、その解決に努めること。なお、早急に今後の検討の方向性及びスケジュール等を明確に示さない限り、外環本線の事業着手は容認できるものではない。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成18年12月20日

武蔵野市議会議長 山 下 倫 一
内閣総理大臣 
環境大臣   
国土交通大臣 
東京都知事