【武蔵野プレイス】専門家会議の中間報告案

12月14日に武蔵野プレイス(仮称)専門家会議が開かれ、中間のまとめについて意見交換が行われました。
専門家会議が公開の場で細かな議論を行うのはこの会で終了。議会との懇談、市民からのパブリックコメントを受け最終報告書を作りミッションを終えることになります。細かな点は調整されると思いますが、大まかな方向性はこの中間のまとめで出されたことになると思います。

この会議を傍聴していて思うのは、これまでに私も書いていますが、どう運営していくのか、誰が運営していくかというソフトをハッキリさせないことには、基本設計を見直したしたところでほんとうに役に立つ施設になるのか、との疑問です。専門家委員からも「ソフトにディスカッションが必要だ。考える会が必要だ」と発言があったことに象徴されると思います。


この会議で示された「中間のまとめ」の案では、館内レイアウトについて11月13日に出されていたイメージの図よりも、より抽象的な図となっていた11月29日の委員会で示されていた図が掲載されており具体性が後戻りしたように思えました。会議では、あくまでも基本設計について意見を述べるだけであって設計をするのでない。しかし、イメージが湧かないから出された意見を見える形にしたのがこのイメージ図、と位置づけていましたので、いわば参考図ということになるのでしょう。確定的な図とは思いませんが、言葉を並べるよりも分かりやすくすること、議論しやすくなることにもなりますから、もっと具体的に分かりやすくする必要があると思いました。

委員から「図書館政策を考えるべき。市のほかの図書館も含めたグランドデザイン」を明確にする必要があること。「ソフトとハードを一緒にしないとぐちゃぐちゃになると確認している」との発言もありました。
つまり、肝心のソフト、戦略を考えておかないと施設がどう効率的に機能するのか考えられないということではないでしょうか。

武蔵野プレイスについては議会では大きな争点となっていましたが、内容ではなく施設規模を認めるか否かでしかありませんでした。とりあえずデカク作っておけ、では今後の維持管理費がかかりますし無駄な出費ともなります。今の時代で豪華さを競うべきではないはずです。専門家委員会のミッションには、施設規模について検討はありませんが、想定している機能を考えれば空間をもてあましているようにも思えました。

また、運営方法として想定されている指定管理者制度への否定的な意見も出されていました。
複合機能を持つ施設であるから役所の縦割り的な運営ではできないこと。財政的なことを考えてだろうが、公共図書館には無料の原則があり(図書館法)収益を出せないのだから指定管理者制度は馴染まない。人件費の削減でしかなく質の高い職員を得られない可能性がある、との意見です。

私はこの意見と同意見です。将来的に可能性はあると思いますが、プレイスの規模と複合的な機能を考えれば、指定管理者制度で管理運営ができるのか疑問を感じます。まずは図書館として機能させた後に考えたほうがいいのではないでしょうか。

NPOが指定管理者制度で運営している「高知こどもの図書館」を見ましたが、活動実績があり、なおかつ施設規模も大きくないから実施できているように思えました。
管理運営、ソフトはやはり大きな課題だと思います。

専門家委員会と鉄道対策・農水省跡地利用検討特別委員会との懇談が12月18日に予定されています。私なりの疑問や意見を述べてみたいと思います。