市立小中学校の学校区 弾力化に

2月13日の文教委員会で「武蔵野市立学校の就学学校の指定の変更要件の拡大について」の行政報告があり、住所で通学する小中学校が指定されていましたが、一定の要件があれば通学する学校を変更できることになりました。

希望する部活がないことやいじめなどの理由でこれまでにも指定された学校以外に通学することは認められていましたが、今回は要綱を変更することで明確化されたことになります。

改正内容は下記。

1;通学距離が指定小学校よりも隣接学区の小学校が短い場合、就学学校の変更ができるものとした。

2;教育的配慮の対象として、いじめへの対応及び部活動等に関し対応できることを明記した。

3;その他要件の拡大
 1 児童又は生徒の兄姉が就学学校の指定の変更の承認を受けて通学をしている場合に加えて、卒業後の場合も入学できるものとした。

 2 小学校卒業式から中学校入学式までの間に市内転居した場合、転居前の学区の就学指定中学校に入学できるものとした。また、第四小学校又は境南小学校の学区内で転居した場合、前住所の就学指定中学校に入学できるものとした。

ただし、学区の自由化は考えていない、としていました。

地域コミュニティの基礎となるのが小学校区ですから、基本は住んでいる地域に近い小学校へ通うのが良いと私は思っています。しかし、いじめなど諸事情で学校を変える必要性もあると思いますから、事情があれば学校を変えることが出来ることを明確化したことは歓迎したいと思います。

委員会での質問の中に、まとまった数で学校を変わってしまった場合はどうするか。学校の再編はあるのかという趣旨の質問がありました。答弁を聞く限りでは、市として現状では考えていないようです。

市内で考えると、三小と本宿小学校の学区が中央線で区切られていますが、指定された学校よりも他の学校が近い地域もあります。これは、中央線が高架になっていない時代に線路を超えて通学しないように学区を分けていたという事情があるからです。しかし、今では中央線が高架になっており踏み切りもありません。近い学校に通いたいと思うのは当然でしょう。

となると、児童数が変わり少数となった小学校をどうするのかの議論になるかもしれません。
少子化が進み、かつての半数近い児童数に武蔵野市はなっていますが、学校数は変わりません。今後、建て替えを検討していくことを考えていくと、果たして現状の学校数でいいのかとの議論になる可能性もあります。学校をなすことは、地域に抵抗があるでしょう。すぐにというわけではありませんが、今後を考えるとこの学区の弾力化が何かの影響を与えるのかもしれない、と思ってしまいました。取り越し苦労かもしれませんが。

就学学校の指定の変更を承認する場合の基準は市のページに掲載されています。

【参考】
小中学校の区域