泉幼稚園跡地を購入へ

9月12日の総務委員会に、井の頭小学校に隣接する泉幼稚園の跡地を市が購入し、子どもと高齢者が集える施設を建設して欲しいとの陳情が審議され、意見付で全会派一致採択(賛成)となりました。
購入したいとの意思は、議会も市長も一致していました。しかし、まだ購入できるかは確定していません。市と幼稚園側とはすで交渉を行っていたことが分かったことから、適切な情報提供も必要ではと思った審議でした。



私立泉幼稚園は、今年の三月に閉園となっていました。小学校に隣接していることもあり跡地がどうなるか、周辺地域では関心が高くなっていたことでこの陳情を出したこと。また、泉幼稚園には、約1万冊になる文庫もあり、この存続も希望されての陳情でした。

審議の答弁にもありましたが、井の頭小学校地域は子ども施設や高齢者施設が少ない福祉空白地域です。陳情文にあったように子どもと高齢者向け施設は必要であると私も思います。どのような形になるのかはこれから検討されることになりますが、期待をしたいと思います。

しかし、市としても購入したいとの態度を示しましたが、確定はしていません。幼稚園は借地にあることから、借地権者、土地の権利者と市が5月に話し合い市が購入することには同意したが金額についてはこれからになるとの答弁がありました。つまり、金額で合意していないのですから確定ではないのです。駅から近いこともあり、民間企業からより高額な提示があればどうなるかは分かりません。市としても、一定の算定方式がありますから、購入金額を上げていくことは出来ないのです。

答弁を聞いて思ったのは、決まっていないのなら決まったかのような答弁をするべきではないこと。5月に合意しているのなら、なぜ報告がないのか、ということです。同じ意見は文教委員からも出されていました。

今回の陳情は同時に署名活動が行われていましたし、代理人的な人が市と話をしていたはずだと陳情者の方は話されていました。市の方向性が明らかになっていれば、陳情をわざわざする必要があったのかと思います。もっと適切な情報の公開の仕方があったはずです。

また、施設についてはこれから検討が始まる長期計画の調整計画でも検討されることになるので、具体的な内容はすぐには決まらないでしょう。市長答弁では、陳情にあったような施設が必要との認識を示していました。確かにそうですし、何を言いたいの分からないお役所的答弁でないのは良いのですが、慎重さも必要ではと思いました。注意しないと、陳情にあったような施設が出来るものと勘違いされてしまいそうです。

そのため「購入後の具体的用途は別として趣旨に沿うよう努力されたい」という意見が付けられました。議会としての良識が示されたと思います。