【定数】削減 vs 反対の意見発表

9月11日の議会運営委員会で、継続審議となっている市議会の定数を減らすことを求める陳情と現状もしくは増員を求める陳情の審議が行われ、各委員、もしくは会派の意見表明が行われました。
現状では、定数を減らすほうが良いとの意見が多数です。


今回の意見表明は、前回の議会運営委員会で決まったもの。来年4月の市議会議員選挙を新しい定数で行うとなると今年の12月議会で定員を決める必要がある。しかし、12月議会までに陳情を審議できる議会運営委員会は、この9月11日と11月の二回しかない。そのため、11月まで賛否を決めなくてはならないのでこの日で意見を出そう、ということになっていました。意見を言えるのなら採決をすればいいのに、と思いますが、それぞれの委員の考えがあるのでしょう。今年度は議会運営委員ではないので、なぜこのようになったのかは分かりません。

また、陳情が出されるよりも前、一年以上も前から議会改革の話し合いを行ってきていますが、改革の議題には定数のことが上がっていました。しかし、話し合いを先延ばしに続けてきた経緯もあります。なぜ、遅らせたのかかもよく分かりません。

11日に出された賛成、反対、中間的な意見の要約は下記です(正確には議事録を参照して下さい)。

いずれにせよ、12月議会で定数を減らすか、現状維持なのかの結論が出され、新定数が決まることになります。

○定数削減反対

・定数を審議するなら、議員の役割りは何かを議論すべき。行政のチェック機能。暮らしを守るための市民の要求や議員公約を実現するために努力することが役割りではないか。

・定数が削減されても議員の質が向上することは証明されていない。

・議員費は全体から見れば小額。他にもっと見直しすることがあるのでは。

・減ることで全体の見方が狭くなる。小さな声が拾えなくなり、反映できなくなる。

○定数削減賛成

・行政改革として、議員が削減できるものは削減していくべき。

・市民参加が新市長の元で取り組みが進んでいる。住民意思を行政自ら反映してきているなか議員はどうあるべきかを考えるべき。

・削減を公約にしている議員もいる。議員の質、役割りは何かについては考えるべきで、そのうえで適正規模を議論したい。

・武蔵野市はコンパクトなまち。市内を自転車で移動できるほどだ。市民意識も高く市民参加も行われている。削減しても市民代表の議論はできる。

・議員を少なくすると一定の団体代表 地域代表でなくなる。

・定数削減は経費削減でもない。前回の削減(36→30)から20年たったが、他市はみな削減している。定数が多い方が多くの市民の意見を聞けるというが、他市は聞いていないのか。市政に反映しているのではないか。いろんな人が出てくるのが議会。削減しても同じようなバランスになる。

・三多摩平均で24名。自治法が改正されサービスの提供者ではなくなったのが現状。市民も自治体の一翼であり参加も進んできた。あらゆる機会で門は開かれてきている。団体組織がないと議員になれないとの批判があるが、無所属で出ている人は他市にはいる。

○中間的意見

・定数削減だけで議会改革が進んだのではない。 

・削減によって組織の後ろ盾がない人が議員になるハードルが高くなる。総合的な観点で議論すべき。

私は、定数削減に反対はしません。他市と比較すれば明らかに数は多いのです。しかし、定数を考える前に、議員とは何をすべきなのかを明確をする必要があると思っています。定数が多くても少なくても、質が良くない議員がいては意味がないことになります。さらに言えば、質と選挙とはリンクしないことです。地縁、血縁、とりあえず知り合い、頼まれたから、利益代表などで投票することが多く政策中心ではない現状の選挙では、定数を変えただけでは、議会の質は変わらないと思います。議員も変わる必要性がありますが、有権者も変わる必要があるのではないでしょうか。